新潟/柏崎市ほか
失われつつある手描き看板
顔ハメで、その魅力に触れる
昔ながらの正統派の手描き看板を作る〈越後 もたい看板店〉。写真プリントによる簡易な看板が増えるなか、描きかけの木の看板が散らばる工房を訪ねた時は興奮しました。
これまで店主の罍貴秀さんは、依頼に応じて80枚以上の顔ハメを作っていますが、現存するのは10枚ほど。店のお膝元の柏崎では、無形民俗文化財の綾子舞をモチーフにしたものなど、そのうち6枚を制覇できます。
旅の心得は、2人用なら近くの人に声をかけて一緒にハマってもらうこと。誰もいない場合もあるので三脚は必須です。手描きの顔ハメ看板の文化を絶やさないためにもハマりに行きましょう。
SCHEDULE
1日目
13:00 柏崎駅からレンタカーで、柏崎の民俗芸能を伝える〈綾子舞会館〉へ。罍さん初期作品の綾子舞看板に顔ハメ。
15:00 地域の公民館〈上米山コミュニティセンター〉で、罍さんが制作した新作に顔ハメ。
17:00 米山サービスエリア(下り)で、また違うタイプの綾子舞の看板に顔ハメ。
2日目
10:30 聖地〈越後 もたい看板店〉を巡礼。
11:30 地元民に愛される老舗の洋食屋〈洋食のフタバ〉で、レトロな洋食ランチ。
13:30 道の駅〈西山ふるさと公苑〉で中国・淮安市に由来した『西遊記』の看板に顔ハメ。
15:30 新津の商店街にある駄菓子屋〈にいつ駄菓子の駅〉で「MAX2階建てとき」に顔ハメ。
17:00 〈Honda Cars 下越中央 新津北店〉で、オープンカーに乗るカップルに顔ハメ。