沖縄/那覇市ほか
“風待ちコンクリート建築”を歩き
都会で心地よく暮らす知恵を学ぶ
沖縄民家に見られる知恵をコンクリートで表現した近代建築を訪ねるのが好き。屋外と屋内の“あいだ”の空間を作ることで、強い日差しを遮り、自然の風を受け入れる。それは今の都会暮らしのいいヒントにもなると思うんです。
例えば庇のある沖縄的広縁・“雨端”のような心地よさを体感できるのは〈沖縄県立博物館・美術館〉。沖縄の竹組みを取り入れた〈国立劇場おきなわ〉や、建物と広場の間を風が通り抜ける〈名護市庁舎〉も必見。
足を延ばしてでも訪ねたいのは沖縄近代建築の第一人者、金城信吉の〈本部町立中央公民館〉。本能に訴える心地よさに出会えます。
SCHEDULE
1日目
09:00 那覇空港着。レンタカーを借りる。
09:30 那覇市の〈沖縄県立博物館・美術館〉へ。沖縄文化を知る展示と建築を隅々まで堪能。沖縄民家を使った〈富久屋〉で沖縄そば。
12:00 壺屋の〈LIQUID THE STORE〉で買い物。
13:30 〈第一牧志公設市場〉をぶらぶら。
15:00 高松伸設計の〈国立劇場おきなわ〉見学。
16:30 エビ専門酒場〈えびす屋〉でエビ三昧。
18:00 恩納村へ。沖縄を代表する建築家、國場幸房の〈ホテルムーンビーチ〉に宿泊。
2日目
08:00 花ブロックが印象的な〈名護市庁舎〉見学。
10:00 木工所だったコンクリート建築をリノベした今帰仁村のカフェ〈波羅蜜〉でお茶。
12:00 沖縄建築のキーマン金城信吉の、現存する稀少な作品〈本部町立中央公民館〉を見る。
13:30 赤瓦屋根の〈島豚家〉で昼食。空港へ。