コレクションに起用されている数々のミッキーマウスは、80年代に活躍したアメリカの画家でありポップアート界の寵児、キース・ヘリングのアート作品。幼い頃からディズニーが大好きだった彼の描く型破りでチャーミングなミッキーマウスを、コーチのバッグやウェアに落とし込むことで、「アートはみんなのためのもの。体験でき、触れて、そして着ることさえできる」という、ブランドのフィロソフィーを体現している。
コーチのクリエイティブ・ディレクターであるスチュアート・ヴィヴァースがディズニー、そしてキース・ヘリングと手を組むのは初めてではない。敬愛する両者へのリスペクトから、ディズニーとは2016年から、キース・ヘリングとは2018年にコレクションを発表し、いずれも好評を博している。ディズニーとの初コレクションを発表した際に話題となった、ミッキーマウスの耳をモチーフにした“キスロック バッグ”のニューモデルも登場。さらに、レザー使いやエンボス加工、スクリーンプリント、マリーゴールドステッチといったコーチが誇るクラフツマンシップと、アイコニックなポップアートが見事に融合したアイテムが数多く揃う。
キース・ヘリングはミッキーマウスについて、「何よりもアメリカを象徴する究極のシンボル」と語っている。互いを尊重し合う三者による今回のコレクションは、新世代のキャンペーンモデルたちを起用し、さらなる魅力を放ち始めた。
キース・ヘリングらしいファンキーなミッキーマウスが全面にあしらわれた横長のトートバッグ。ボディには丈夫なキャンパスを使用し、細部に配されたスムースレザーがデザインのアクセントになっている。15インチのノートPCを持ち運べる収納力も魅力。共にH33×W42×D15cm。各35,000円。 
トートバッグ以外にも、財布やポーチなど豊富なラインナップ。写真のアイテムはいずれもコーチらしい上質なグラブタン レザーを使った上品な仕上がりだ。８つのカードポケットがついた二つ折り財布（上）：32,000円。外側にもポケットがついたポーチ（中、下）：共にH21×W29×D4cm。各55,000円。 
今回のコレクションを象徴する、大きなミッキーマウスのコレクティブル。とても柔らかく触り心地のいいポリッシュド ペブル レザーを使用。H77×W61×D58cm。200,000円。同じデザインのバッグチャームも展開している。
キャンペーンモデルには、モデルで作曲家のKōki,をはじめ、テレビパーソナリティでモデルのマイルズ・B・オニール、アメリカで活躍する俳優のコール・スプラウス、スーパーモデルを母に持つモデルのカイア・ガーバーらを起用し、豪華なファッションシューティングを行なっている。
Kōki,が着ているパッファーにもキース・ヘリングの“MAZE”があしらわれている。ボディに滑らかで艶のあるラムレザーを使うことで、ストリートな印象から大人な一着へ様変わり。195,000円。肩から下げているのは、1970年代に人気を博したコーチのバッグをベースにしたライリー クロスボディバッグ。H15×W25×D5cm。85,000円。 
コール・スプラウスが身につけているのは、ニューヨークのストリート名にちなんだ“リビングトン”ベルト バッグ。コーチのレザー使いを代表するグラブタン レザーの質感と、ストライプ柄に乗ったミッキーマウスのコンビネーションが絶妙。55,000円。UFOに遭遇するミッキーマウスがプリントされたTシャツ。20,000円。 
カイア・ガーバーは、クラシカルなアビエータージャケットをベースにしながら、ブラッシュシアリングをたっぷりと使いラグジュアリーにアップデートされたアウターに袖を通した。前身頃と後身頃に異なるミッキーマウスが描かれた贅沢な仕様。インナーには、幅広のストライプと袖と裾のリブが特徴のコットン混紡のスウェットシャツを合わせた。シアリングジャケット290,000円。クルーネック27,000円。
