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食通たちが厳選する、定番中華の名店5軒:カレー編

今日はあの料理がどうしても食べたい!そんな中華な気持ちもある。今回はカレーの東京の名店5軒を食通たちが厳選!

本記事は、BRUTUS「中華な気持ち。」(2025年5月15日発売)から特別公開中。詳しくはこちら

illustration: Shinji Abe / photo: Koh Akazawa, Kenya Abe, Ren Arimura, Mamico Ando, Takako Iimoto , Kazuharu Igarashi, Hikari Koki, Kazufumi Shimoyashiki, Jun Nakagawa, Shu Yamamoto, Shin-ichi Yo koyama / text: Koji Okano, Urara Konishi, Nozomi Hasegawa, Ami Hanashima, Fuku suke Fukuda, Majyokkorei, Ryota Mukai

スパイスカレーが名を上げた今、たまの中華カレーが恋しくなるもの。香辛料ではなくスープが旨味を担い、新鮮な具材は煮込まずカッと強火で仕上げる。つまみも主役も似合うバイプレーヤー。

六本木〈香妃園(こうひえん)〉

ポークカレーライス
ポークカレーライス 1,150円

・スパイシーかつ軽やかな一皿。〆にも人気。
・大きくスライスした豚肉は下ゆでされ軟らかく、油通しされたタマネギはシャキシャキ。
・ベースは鶏ガラスープ。名物・特製とり煮込そばなどにも使用している。

神保町〈北京亭〉

カレーライス 960円

・今も現役のカレー麺をベースに、常連客の要望でライス版が誕生。その歴史は30年超。
・中華鍋をはみ出さんとする強火で瞬く間に仕上げる。具材にタマネギ、ニンジン、豚肉。
・辛味は豆板醬(トウバンジャン)で。量は調整してくれる。

北千住〈酒仙坊(しゅせんぼう)〉

トウバンカレー飯
トウバンカレー飯 990円

・ジャガイモ、ニンジン、大根に、癖のあるラム肉まで入った具だくさんカレー。
・隠し味の豆板醬で、食欲増進。ツマミにも。
・グループ名を冠する味坊サワーはこちら発祥。紹興酒シロップ入りの焼酎を、炭酸割りに。

赤坂〈赤坂珉珉(ミンミン)〉

赤坂珉珉
ナスカレー 1,760円

・元はナスカレー炒め。つまりカレーは調味料。
・さっと素揚げしたナス、ピーマンと、衣をつけたふわふわの鶏ささみがゴロゴロ入る。
・唐辛子入りでしっかりとした辛味あり。小ライスとともに〆る客多し。

神保町〈源来酒家(げんらいしゅか)〉

麻婆カレー麺(半熟卵付き)
麻婆カレー麺(半熟卵付き) 1,200 円(ランチ価格)

・まかないカレーが、名物・麻婆麺と合体し生まれた一品。カレーに豆豉(トウチ)を効かせた。
・舌で麻婆を、鼻でカレーを味わう。混ぜずに層を作ることで、特製太麺によく絡む。
・半熟卵を割りまろやかに味変。山椒も◎。

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