水瓶座の羅針盤
日常から変えていく
14日の下弦の月は、水瓶座にとって日々の業務や健康を意味する蟹座で起こります。仕事や家事で溜まった疲れが出やすいとき。けれど、闘争心を司る火星や知性を司る水星が社会的立場を表す蠍座にあるため、忙しさは増してきます。
今週は、自エリア(水瓶座)に在住する、変容の天体・冥王星の逆行終了の影響も感じます。ここのところ漠然と抱えていた不安が解消されるでしょう。自己認識に関する迷いもなくなっていきます。過去を振り返るタームは終わり、「これからどう変わっていくか」を見据える段階に入ったと考えましょう。
お疲れモードのところではありますが、今後の進化のためのタスクが明確になってきます。気が重くなるかもしれませんが、方向性の修正にはまだまだ間に合うので、恐れずに手をつけましょう。
愛と調和を司る金星が、太陽とともに「ここではないどこか」を表す天秤座に在住します。この星回りは、自己肯定感を高めてくれるでしょう。鍵となるのは、日常に少し変化を加えること。新しい本を手に取る、普段行かない街で買い物をしてみるなど、ちょっとした行動で、なりたい自分へ近づいていけるはずです。
全体の空模様
愛と調和を司る金星が、本来の居場所である天秤座へと戻ります。街が賑わい、イベントや交流の場に人が集まる時期。ファッションや美容への関心が高まりもするでしょう。
さらに、革新をもたらす天王星と深い変容を促す冥王星が120度で調和的につながっています。新しいメディアやカルチャーが興る気配。価値観の変化が起こりますが、それは穏やかに進みます。そしてこの変化は人によってもたらされそうです。時代のアイコンが生まれ、多くの人が影響を受けるようなイメージです。
14日には蟹座で下弦の月が起こります。これは今年6月に始まった木星蟹座タームの折り返し地点となり、ゴールが見えてきそうです。良い休息を取ることが結果的に目的とすることの近道になる、という感覚がますます浸透していくでしょう。
また、成長と拡大を司る木星が、蟹座から天秤座の太陽へと緊張感のあるコンタクトを取ります。目標設定にゆるみが出て、的が広がりすぎてしまいそうです。
今週を特徴付けるもう一つの動きは、水瓶座在住の冥王星が逆行を終えて順行に転じること。あれこれ振り返るのをやめて、「今ここ」で生きることへ意識が向かいます。尚古主義的な声はやみ、新しい時代を生きるための議論が始まります。生成AIなどの最新テクノロジーの活用に抵抗を持つ人も減っていきそうです。

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