獅子座の羅針盤
来年につながる“財産”を得る
獅子座にとって、乙女座は経済面の動きを表す部屋です。今週はここで新月が起こるため、大型出費の予感がします。意欲の天体・火星が家や居場所を示す部屋、蠍座にいるため、たとえば家などの大きなものを「絶対に手に入れたい」という思いがメラメラと燃え上がりそうです。
といっても、今週は買い物をするのではなく、下調べや貯金をさくさくと進められそうです。太陽が学びの部屋にあたる天秤座に入り、そこに情報やコミュニケーションを司る水星も在住するため、リサーチは捗ります。「欲しい」の気持ちがそのまま経済の勉強への意欲に繋がり、知見が深まっていくでしょう。買い物ではなく投資を検討することにもなるかもしれません。
太陽と水星の後押しがあるので、収入アップのための勉強を始めるのにも良いタイミングです。1年後に獅子座に幸運の天体・木星が来たら、人生が大きく動き出します。そのときにより多くの選択肢を持てているように、今週はお金を貯める・増やす方向を見据えるのが良さそうです。
また、天秤座は人の輪も意味しています。そこで太陽が輝いているので、交流も広がりそうです。今後の自分の助けとなる人脈、知識、金銭が、この1週間で育ち始めるでしょう。
全体の空模様
今週をまず特徴づけるのは、乙女座の新月と、それに伴う日蝕です。太陽乙女座期のラストスパートで起こるこの配置からは、細部を完成させようというメッセージが放たれます。些細なところまで気を配る姿勢が信頼を培うのです。
今週の新月と太陽は、冥王星と天王星がともにグランドトライン(大三角形)を描きます。さらに、新月の真正面には土星が控えています。冥王星と天王星、土星は、社会天体と呼ばれ、世の中に大きなインパクトを持ちます。月にこの3天体が関わっているため、今週は「社会の中でどう生きるか」といったテーマが強く感じられそうです。海外のニュースの影響も出てくるでしょう。
そして週の半ばには、太陽が風のエレメントに属す天秤座に入ります。今までのやり方が通用しないと、多くの人が気づくとき。年功序列や組織単位の発想に限界が訪れそうです。風の時代への移行がますます進むなか、社会と個人とのバランスが問い直されるイメージ。明るいムードではありませんが、未来のために必要な儀式のような1週間となります。
良くも悪くも、過去の結果が出てきます。社会の変化に適応しようとしてきた人は心地よい居場所を見つけるでしょう。企業のなかで自分なりにスキルを磨いてきた人も、報われます。反対に、なんとなく会社勤めをしてきた人は岐路に立たされるかもしれません。
岐路に立ったとしても、これから考え方を変えていけば良いのです。今週の新月をきっかけに「こうなりたい」という自分をイメージしましょう。新月は始まりのタイミングです。スキルを磨き、時代の変化の波に乗ることはまだ可能です。
今週はさらに、意欲の天体・火星が蠍座に入ります。蠍座は「深く狭く」の性質を持つサイン(星座)。一つのことをとことん突き詰める人が増えそうです。

LACOSTE「EVERGREEN」