蟹座の羅針盤
いったん来し方を振り返る
天秤座で起こる上弦の月が、「足元を見よ」と呼びかけてきます。やってきたことの手応えを感じられそうな週。今週は、太陽蟹座期の折り返し地点。振り返りのタイミングです。といってもシビアに評価するのではなく、「こんなにできてるじゃん」と自分を労るテンションで。達成感を噛み締めながら後半戦のペース配分を考えていきましょう。
太陽に加えて、幸運の天体・木星も蟹座に在住しています。これまでの半月間で物事が大きく変わっているかもしれません。さらに海王星が、蟹座にとって目標の部屋である牡羊座で逆行を始めるので、やはり一度後ろを確認したいとき。このまま進んでも良いのだろうかと自問したくもなるでしょう。
しかし、迷いはきちんと振り返りをすることで消えていきます。金星が無意識の部屋に入るため、不安が出やすくなっているだけです。今まで自分が積み上げてきたものを見てみましょう。カレーのために野菜を切って炒めているとき、ふと「シチューにしてもいいのでは」と思ってしまうかもしれません。もちろん方針転換してもいいのですが、果たして自分はそうしたいのか。作りたかったものがカレーなら、カレールゥを入れていけばいいのです。
今週は、着実に歩を進めれば才能も認められるとき。不安を脱ぎ捨てていきましょう。
全体の空模様
牡羊座で海王星の逆行という大きなイベントが起こります。海王星は、夢や理想を追う天体。それがスタートの星座・牡羊座を逆行するということは、新しく抱いた夢を実現する準備の始まりを意味します。
これまで自分はどんなことを望んできたか。アルバムのページをめくるように振り返って、これからはどうしたいのかを固めるとき。しかし、想像力豊かな海王星が逆行するときは、思い込みが強くなりやすいと言われています。現実的な考え方ができるようになるときでもありますが、それがうまくいかないと全く別の方向で思い込みが働き、現実逃避になってしまいます。
おりしも、愛と美の天体・金星が牡牛座を出て双子座に移動。移動前に牡牛座の金星と天王星が抱き合う角度を保ち、価値観のアップデートを促します。今まで磨いた技術を他者と共有するための準備期間です。「自分にしかできないこと」が明確になるでしょう。双子座が象徴する「情報」の重要度がどんどん高まります。新しいトレンドも起こり、情報が活発に行き交うでしょう。怪しいニュースも出てきますが、振り回されずにいることが、今週から12月まで続く海王星逆行期をうまく過ごす鍵となります。
今週はまた、天秤座で上弦の月が起こります。ここにも「過去を振り返る」というテーマが表れています。天秤座は社交の星座なので、これまでに得た縁を見直し、育てていきたいタイミング。メールを読み返したり、名刺アプリの整理をしたりして、これから関係を深めていきたい相手を確認しましょう。

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