牡牛座の羅針盤
新しい縁を呼ぶにはまず手放す
月が、牡牛座から数えて10番目の部屋、社会的達成の場所にいます。これまでやってきたことが実を結ぶ時期。また、意欲の天体・火星が乙女座に移るのもプラスに働きます。乙女座と同じ土のエレメントに属する牡牛座としては、「やっとこちらに来てくれた」という気持ち。火星の炎であたためられ、チャレンジ精神が高まって行動も上がります。次はこれをやろうという挑戦心も湧いてきます。
牡牛座から見て知識の部屋に木星が在住。さらに、コミュニケーションを司る水星が、同じ部屋に一緒にいます。持っている知識を、身近な人のために使うことが幸運の鍵となります。たとえば、専門分野の話を知り合いにレクチャーする。そうした中で、自らの研鑽の最終目標も見つかりやすくなるのです。
注意点としては、対人関係のいざこざ。下弦の月が友人関係の部屋で起こり、加えて水星と改革の天体・天王星とが意識し合いながら成長する角度でつながります。親しい人たちとの価値観の違いに気づいてしまいそう。目指すものや考え方が違うとわかってくるかもしれません。現実と理想のギャップにも直面するでしょう。それがきっかけで、距離を置くことになるかもしれません。ただ、古い縁を手放すことによって、新しい縁が入ってきます。きれいなお別れになるように注意して、仲間の再編成へと乗り出しましょう。
全体の空模様
苦しみながらも良い方向へ進もうとする。そんな1週間になりそうです。拡大の天体・木星に無意識を運ぶ海王星が90度という凶角でつながって、社会に変化が起こりやすい配置。「理想のための犠牲」が出てくるかもしれません。問題が発生し、その結果として世の中が変わっていくのです。
今週以降1年ほどの間、惑星の移動が増え、生活面での変化が連続しそうです。税制など、国民全てに影響を与えるトピックも再度話題になりそうです。おおらかな性質の木星が「なんとかなるさ」と楽観ムードを漂わせてはいますが、心の準備もしておきたい。ただ、悪いほうへは展開しません。社会のいろいろな面で見直しが進み、軌道修正がかかるとき。
乙女座に火星が入る影響も無視できません。意欲の天体・火星は、細々とした作業を得意とする乙女座とは相性がいまいち。勢いでは進めずルーティンワークをこなさなければいけなくなります。じっくりと変化を分析していかないと時代に乗り遅れてしまうのです。
太陽が蟹座に移動し、人付き合い重視のムードが広がります。人間関係を大事にしてこそ、乗り越えられるものがある。そうした気づきにも繋がりそうです。

〈ゴールデングース〉のモノづくりの原点がここに宿る。ヴェネツィアの巨大で稀有な“クリエイティブハブ”「HAUS」