魚座の羅針盤
運が入る余白をつくる
パートナーシップの部屋に控えた上弦の月は、人との距離を縮める後押しをしてくれます。ただ、本当の意味で仲が深まるかというと、少し違います。月に対してコミュニケーションの天体・水星があまり良くない角度をとっているので、軽口を叩いたせいですれ違いが起きてしまいそうな気配。月と木星の角度も悪く、ゆらゆらと揺れるブランコのように、関係性が定まりにくいかもしれません。
出会い運自体はある週なのですが、特定のパートナーを選ぶという段階には進みません。互いに損得勘定で判断しかねない運気なので、自分もうまく相手をジャッジできないし、相手から軽んじられてしまうこともありえます。けれども、仕事に限れば、この出会い運を使っていろいろな分野の人とコネクションをつくれます。数も質も備えた人脈が手に入りそうです。
今週心がけたいのは整理整頓。拡大を表す木星が「住環境」を示す部屋にいるので、家の掃除をぜひ。心が晴れて、新しいものが入ってきます。ラッキーを受け入れるには、余白をつくっておかねばなりません。特にクリエイティブな業種の人は、木星が次の部屋に移動すると仕事のチャンスが増えます。運を迎え入れる支度をするには、これまでの実績を振り返って整理しましょう。ポートフォリオを一新したり、ホームページやSNSに掲載する実績を更新すると、ワクワクする未来を呼び込めるはずです。
全体の空模様
今週のポイントは、愛の天体・金星が牡牛座に入ること。金星にとって牡牛座は、「自宅以外ののびのびできる」場所。言うなれば、幼馴染みの家。そのため、金星の状態はとてもよく、愛や美、そしてお金の面で豊かさを感じやすくなる週になります。ものを買うのもいいし、貯蓄計画を進めてみてもいいでしょう。
加えて、月にも注目を。乙女座で上弦の月が見られます。これから満ちていく状態の上弦の月がもたらすのは、完成に向かう力。今やっていることを再確認して、さらに進めていきたいときです。乙女座という星座は計画性や現実味を与えるので、希望プランに経済面・技術面がかちっと噛み合ってきます(やった!)。
さらに、木星が双子座の最終度数、つまり内角30度のエリアのうち27度以降の部分を移動しています。この影響で、これまで広げてきたものをまとめていくフェーズに。色々手を出してきたけどそろそろ方向性を定めようかな、と思うとき。去年の6月からここまででできた縁を振り返り、取捨選択。総決算のときになるかもしれません。
とくに、双子座は対人関係を表すので、「この人たちと一緒にやっていこう」とクルーが固まりそうです。不要な関係は自然に離れるタイミングなので、逆に、つなぎ止めたい相手がいたら自分から連絡すること。営業をかけるなら、今週は挨拶回りにうってつけ。「最近いかがですか?」と気楽にメッセージしてみましょう。

新しい家具たちと創り上げる、路上の記憶と憧れが溢れる〈ニトリ〉のインテリア空間