双子座の星模様
スポットライトを浴びて
3日の天秤座新月は、双子座にとって「創造性とレクリエーションの部屋」であり、喜びや楽しい遊びを表す場所で起こります。この場所は、自分が他の誰でもない「自分」であることを喜ぶ、という意味も持っています。
天秤座新月から半年後の天秤座満月までの期間では、クリエイティブな活動のために技術を教わることがありそうです。自分が教える側になることもあるかもしれません。教える側であっても、教えられる側であっても、多くの学びが得られるときです。
この新月ではまた、舞台にひとまず上がり、踊ってみて初めて何かを理解するイメージも浮かんできます。踊りながらその場で進化・成長するようなことが起こりそうです。自己表現することで、開放的な気持ちにもなれそうです。
木星(成長)は「自分自身」を意味する場所を運行しています。この影響で、自信や向上心が膨らんできます。自分が自分の一番のファン、かつ指導者となる意識を持ってみましょう。
新月のアファメーションは「自分を表現するために創意工夫を学ぶ」にすると良いでしょう。
今週は、蟹座エリアの火星(意欲)と、蠍座エリアの金星(愛と喜び)、魚座エリアを逆行する土星(社会性)が、水のエレメントのグランドトライン(聖なる三角形)を描きます。知り合いの紹介によって良い仕事の依頼がくるかもしれません。また、義理人情を重視し、目の前の相手の役に立ちたいと思ったら仕事を引き受けてみましょう。
今週の全体の空模様
野性の荒々しさに学ぶ
「子どもたちの生を祝福する心優しい妖精に、なにか願いごとができるとするなら、私は世界中のすべての子どもたちに、一生消えないほどたしかな『センス・オブ・ワンダー(驚きと不思議に開かれた感受性)』を授けてほしいと思います。それは、やがて人生に退屈し、幻滅していくこと、人工物ばかりに不毛に執着していくこと、あるいは、自分の力が本当に湧き出してくる場所から、人を遠ざけてしまうすべての物事に対して、強力な解毒剤となるはずです」
──レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』(森田真生訳)
今週は3日に天秤座新月が起こります。この新月には、知性とコミュニケーションを司る水星も寄り添い、「教育や教導」というムードが色濃く打ち出されています。未知へのあくなき探求や、強い集中力、といった要素も目立ってきます。
また、3日の夜明け前、太陽と月が重なって新月が起こるちょうどそのとき、天の高い位置には、幸運や成長を司る木星が輝いています。木星もまた「教導」のエッセンスを持っており、世界に新たな知を広げる光を放っています。
ここでの木星は「楽しくリラックスして踊るように、動くときと休むときのバランスを整えましょう」というメッセージを運んできます。一所懸命な人たちをおおらかに見守ってくれます。
野山を裸足で駆け回る子どもたちと、彼らを引率する教師の姿がイメージされます。自然の中で情緒豊かに自発性をもって学ぶ光景を、この木星が映し出しています。
さらに、この日に天球上の「東の地平線」が重なる度数には、抑圧されていたものを解放するエネルギーが備わっています。今回の新月は、火山の噴火のように荒々しくも生命力が漲るときです。
この天秤座新月から半年後の天秤座満月までの期間は、教育の大切さが広く認識されていきそうです。そこでは、教育を授ける側の理念や信念、姿勢も振り返られるでしょう。次世代に何を教えるべきかという議論も活発になりそうです。
新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「教えたり、教わったりする」というのは共通します。宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の天秤座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
極北生まれのウイスキー〈ハイランドパーク〉と、イノベーティブな美食が響き合う一夜