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4月8日〜4月14日 魚座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の魚座(2/19〜3/20生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

魚座の星模様

取捨選択

今週の新月は、魚座にとって「生まれたときから持っている財産」や「自分の資質を活かした豊かさ」などの意味がある場所で起こります。またこの場所は、自己有用感とも繋がっています。

魚座は、魚が身を任す海そのもののように「来るもの拒まず、去るもの追わず」の精神を持っています。ありとあらゆるものを受容しようとする星座(サイン)です。それが、人には寛大さに見えているのかもしれません。

牡羊座新月から半年後の牡羊座満月までの期間、魚座の「何でもひとまず引き受ける」という姿勢が呼び寄せるかのように、新しい仕事が増えそうです。その中で、何を引き受け何を断るべきか、自分のキャパシティに照らしてよく考えなければいけません。

魚座は断ることが苦手な星座です。できないことやしたくないことを、スマートにさらりと相手に伝えるスキルを高めていきましょう。きっぱりと決断し、取捨選択することが自分自身を守ることにもなります。

アファメーションは「優先順位をつけて引き受けること」をテーマにしましょう。

また、今週は牡羊座エリアで、太陽と逆行中の水星(思考・コミュニケーション)が重なります。過去に仕事の依頼をしてくれた人から、再び連絡がありそうです。

魚座エリアを運行する火星(アクシデント)と土星(試練・陰鬱さ)の2天体が重なります。病気や怪我、突然のアクシデントに注意が必要なタイミングです。気を引き締めていきましょう。

今週の全体の空模様

どんな苗を植えるのか

9日の未明に牡羊座エリアで新月が起きます。この新月は、地道な研鑽によって得た強靭な自立性(命を燃やし生きる力)を、他者を助けるために用いるという課題をもたらします。

畑を耕し、柔らかくなった土に苗を植えるイメージが浮かんできます。その苗はやがて大きな実をつけ、自分も人も豊かさを受け取ることができるでしょう(苗は「可能性」を意味してもいます)。

自分の才能やスキルなど、手元にある可能性(苗)を人のために活かしていけるかどうかが問われるのかもしれません。利他的な行いによって、自己肯定感も育っていきます。

しかし、いざ挑戦してみても簡単にはいかないかもしれません。この新月は日蝕を伴っており、小惑星カイロンも重なります。カイロンは、魂の治癒や困難克服のためにまず痛みを直視するよう促してきます。そのため、苗を植えようとしているところに突然嵐がやってくるように、イレギュラーな試練が訪れるかもしれないのです。

嵐がもたらすものが被害だけにならないように「せっかく転んだのだから、何か掴んで立ち上がろう」という気概や工夫が必要になるのかもしれません。

さらに、新月のタイミングで、魚座エリアを運行する火星(闘志・意欲)と土星(試練・節度)の2天体が重なります。そのため、全体にシリアスな雰囲気が強まります。

それでも、鍵は利他性。「私だけが助かればいいのではない。繋がる全ての人が助からなければ意味がないんだ」と気合いを入れて進まなければならない場面があるかもしれません。

また、新月には、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。

各星座ごとにテーマが変わりますが、「どんなことも養分にし、可能性・長所(苗)を育てていく」ということは共通します。宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の魚座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

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