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3月4日〜3月10日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23〜12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

射手座の星模様

人類代表のつもりで

今週は9日までは水星(知性・思考)が海王星(夢・霊性)に重なりつつ魚座エリアを運行し、その影響で「情報の混乱」が起こるかもしれません。共有したはずのものが内容が変わって伝わってしまっていたり、書類を紛失してしまったり。

一方、「想像力の膨張」も起きそうです。ストーリーを紡ぐのが上手になるタイミングなので、いろんな場面で活かしてみましょう。

10日に水星は牡羊座エリアに移動し、冥王星(運命)と調和的にコネクトしていきます。これによって、ちょっとしたきっかけで周囲の注目を集めそうです。自分の意見を世の中に聞いてほしい気持ちが膨らむこともありそうです。

魚座新月は、「家族と家庭の部屋」であり、基盤や帰属コミュニティを表す場所で起こります。射手座は魚座と同じ柔軟宮に属しているため、新月から強い影響を受けるかもしれません。

魚座新月から半年後の魚座満月までは、開かれた無垢な魂で世界に相対しながら、人類の未来について真剣に考えることが増えそうです(“人類”という単位で考えることは射手座の得意とするところです)。

同時に、自分が純粋に打ち込める対象を見つけることが課題になりそうです。

今回の新月アファメーションは、「人類を光の方に導くために何をするのか」ということをテーマにすると良いでしょう。

今週の全体の空模様

信じる決意

「朝の光や、真昼の青い空や、日没の光、鳥の声や、川の音、風の動きなど、自然のいろいろな出来事があなたの心を開いてくれる教えです。いいですか、あなたはいままで学校や本から学んできたことのすべてを、いったん忘れてしまいなさい。本を読むこともしばらくやめなさい。なにも考えないようにして、ゆったりとなんの心配もせずくつろいで、心にいろいろな考えが浮かんできても、空の雲が流れていくようにやりすごしてしまいなさい。そうすればあなたの本当の心が自然に現れてきます。」
——中沢新一『精神の考古学』

今週9日までは知性と思考を司る水星が、魚座エリアを運行しています。さらに水星は海王星(夢・スピリチュアリティ)と重なるため、考えがまとまりづらくなったり、空想に耽ってしまったりするかもしれません。

水星は10日に牡羊座エリアに移動します。そこに、冥王星(極端さ)が調和的にコネクトしてきます。目が覚めたかのように一気に思考がクリアになりそう。ぐるぐると思い悩んでいた問題について、すぱっと(極端なほど)考えを切り替えることができそうです。

10日の夕方に魚座エリアで新月が起きます。このとき、天体たちは天球上の西側に集まっています。そのため、他者を見つめることで学びを得られるようになります。

この星々の配置のなかで、「人との出会い」を意味する西の地平線には海王星がかかり、神秘的な縁をもたらすでしょう。魂で惹かれ合うような誰かにも遭遇するかもしれません。

どんな相手であれ、強烈な出会いは大いなる存在の導きによるものです。この出会いを経て、信じられる他者の存在を心の底から望むようになるでしょう。

新月を取り巻く天体たちが、そうした誰かに巡り会うための自分になれるよう応援してくれます。純真であることの大切さに気づくときです。人間の善性を信じて生きていこうと思いたつタイミング。

さらに新月の瞬間に天の高い位置を見上げると、そこには小惑星ベスタが輝いています。ベスタは「献身」や「真摯」を象意に持ち、真っ直ぐに目標へ進んでいく力を持っています。魂の浄化を後押ししてくれるでしょう。全身全霊を捧げられるものを見つけたいという願いも強くなるときです。

また、新月には、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「心を開き、誠実さを交換しあう」のは共通します。

宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の魚座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

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