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2月12日〜2月18日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の乙女座(8/23〜9/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

乙女座の星模様

協働するために

今週、乙女座にとって「日々の仕事・サービスの部屋」であり、自他ともへのケアや奉仕を意味する場所に、5天体が運行します。その影響で、誰かと議論を重ねながら協力関係を築いていけるかもしれません。

また、乙女座の実務能力を周囲に伝授していかなければいけないでしょう。全員が自分と同じクオリティを出せるようにすることが課題となりそうです。雑務に追われて忙殺されそうなときでもあります。疲れがたまっても、つい気付かぬふりをしてしまいそう。

さらに水星(知性)と天王星(改革・刷新)がぶつかり合うことで、新しい役割が与えられるかもしれません。もしくは、出世をして肩書が増えるかもしれません。自らを振られた仕事の適任者だと思えても、キャパシティを超えそうならば辞退したり人員を追加したりすることも大切です。

週半ば、火星(闘志)と冥王星(破壊と再生)が重なり合うときは注意が必要かもしれません。職場や、職場に向かう途中でのアクシデントに気をつけましょう。とくに火の元の確認は厳重に。

月の運行は魚座エリアから双子座エリアまで。見聞きするものが新鮮に感じるとき。もし、世界に膜がかかっているようにぼんやりと見えるならば、それは働き過ぎのしるしです。しっかりと休息を取りましょう。

今週の全体の空模様

怒りは雷光のように

「自分は光をにぎつてゐる/いまもいまとてにぎつてゐる/而《しか》もをりをりは考へる/
此の掌《てのひら》をあけてみたら/からつぽではあるまいか/からつぽであつたらどうしよう/
けれど自分はにぎつてゐる/いよいよしつかり握るのだ/あんな烈しい暴風《あらし》の中で/
掴んだひかりだ/はなすものか/どんなことがあつても/おゝ石になれ、拳/此の生きのくるしみ
くるしければくるしいほど/自分は光をにぎりしめる」
——山村暮鳥「自分は光をにぎつてゐる」

今週は水瓶座エリアに天体が集まります。もともと太陽(創造性)、水星(知性)、冥王星(破壊と再生)が運行しているところ、13日に火星(争い)が、17日に金星(愛と喜び)が入り、水瓶座のエッセンスが強まる週です。

「知性・思考・概念」を司る風(大気)エレメントに属する水瓶座は、土星(責任、伝統)と天王星(革新性)を支配星に持ちます。多様性を尊重し、差異の中にも普遍的な知恵を見つけていく性質の星座(サイン)です。人道主義的なビジョンも備え、明晰な思考による議論を好みます。

そんな水瓶座エリアにいる言論の星・水星に、啓蒙力を持つ天王星がぶつかっています。政治の腐敗や社会問題への関心が高まっている世の中で、今週はさらに議論が活発になるでしょう。多くの人が社会の変化や刷新を望むようになりそうです。未来を切り開くために果敢に進むことが大切です。

いっぽう、一つのサインに天体が偏る弊害も考えられます。水瓶座のエッセンスが強まり、合理性を重視するムードが高まります。理屈が通りやすくなる半面、効率やルール遵守が第一となって、冷淡な対応が問題となったりもしそうです。

生きていくのに必要な優しさや愛情は、理屈では説明できないことも多いことを忘れずにおきましょう。論理的な知性は、血肉の通った人間としての喜びを増やすためにこそ使いたいものです。

また、注目したいのが、週半ばの火星と冥王星が重なり合うタイミングです。火星は火花散る状況を連想させ、冥王星は劇的な展開を予想させます。この2天体の重なりの影響で、紛争などを含め、世の中に大きなインパクトを与える出来事が勃発するかもしれません。

小さなきっかけで予期せぬ方向に進んでしまうこともありえます。事故やトラブルには細心の注意を払いましょう。

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