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2月12日〜2月18日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23〜12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

射手座の星模様

喧々諤々

今週、射手座にとって「コミュニケーション・言語の部屋」に5つの天体が運行します。この場所は、日常生活の中で身近な人と対話をするという意味も持っています。そのため今週は、友人や兄弟姉妹とじっくり話す機会があるかもしれません。

腹を割った話ができそうなとき。それぞれの立場を理解し合うための時間が持てそうです。

さらに、水星(知性)と天王星(改革・刷新)がぶつかり合うため、対話の中でライフハック的なアイデアを得られそうです。新しい道具や発想によって、すんなりと苦手が克服できるかも。思い込みが外れたことでルーティンを減らせ、嬉しくなれそうです。

週半ば、火星(闘志)と冥王星(破壊と再生)が重なり合うときは注意が必要です。話し合いをしようとしても、不毛な言い争いに発展したり、意地になってけんか腰になってしまったりするかもしれません。

相手に反論するために話すのではなく、互いに納得のいく着地点にたどり着くために有意義な対話を重ねましょう。

また、初めて会う人から強いインスピレーションを受けることがあるかもしれません。ただ、不用意に距離を縮めてくる相手には念のため気を付けて。

月の運行は魚座エリアから双子座エリアまで。自己ケアもしつつ、目の前の人のケアも大切にしたいときです。互いを丁寧に扱うこと。

今週の全体の空模様

怒りは雷光のように

「自分は光をにぎつてゐる/いまもいまとてにぎつてゐる/而《しか》もをりをりは考へる/
此の掌《てのひら》をあけてみたら/からつぽではあるまいか/からつぽであつたらどうしよう/
けれど自分はにぎつてゐる/いよいよしつかり握るのだ/あんな烈しい暴風《あらし》の中で/
掴んだひかりだ/はなすものか/どんなことがあつても/おゝ石になれ、拳/此の生きのくるしみ
くるしければくるしいほど/自分は光をにぎりしめる」
——山村暮鳥「自分は光をにぎつてゐる」

今週は水瓶座エリアに天体が集まります。もともと太陽(創造性)、水星(知性)、冥王星(破壊と再生)が運行しているところ、13日に火星(争い)が、17日に金星(愛と喜び)が入り、水瓶座のエッセンスが強まる週です。

「知性・思考・概念」を司る風(大気)エレメントに属する水瓶座は、土星(責任、伝統)と天王星(革新性)を支配星に持ちます。多様性を尊重し、差異の中にも普遍的な知恵を見つけていく性質の星座(サイン)です。人道主義的なビジョンも備え、明晰な思考による議論を好みます。

そんな水瓶座エリアにいる言論の星・水星に、啓蒙力を持つ天王星がぶつかっています。政治の腐敗や社会問題への関心が高まっている世の中で、今週はさらに議論が活発になるでしょう。多くの人が社会の変化や刷新を望むようになりそうです。未来を切り開くために果敢に進むことが大切です。

いっぽう、一つのサインに天体が偏る弊害も考えられます。水瓶座のエッセンスが強まり、合理性を重視するムードが高まります。理屈が通りやすくなる反面、効率やルール遵守が第一となって、冷淡な対応が問題となったりもしそうです。

生きていくのに必要な優しさや愛情は、理屈では説明できないことも多いことを忘れずにおきましょう。論理的な知性は、血肉の通った人間としての喜びを増やすためにこそ使いたいものです。

また、注目したいのが、週半ばの火星と冥王星が重なり合うタイミングです。火星は火花散る状況を連想させ、冥王星は劇的な展開を予想させます。この2天体の重なりの影響で、紛争などを含め、世の中に大きなインパクトを与える出来事が勃発するかもしれません。

小さなきっかけで予期せぬ方向に進んでしまうこともありえます。事故やトラブルには細心の注意を払いましょう。

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