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1月15日〜1月21日 牡牛座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の牡牛座(4/20~5/20生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

牡牛座の星模様

魂をかけて

今週の牡牛座は「天職を意識すること」が大切になります。

20日まで、太陽(創造性)と冥王星(運命)は山羊座エリアを運行しています。また、同エリアにはパワーを増した火星(闘争心)と水星(知性)も運行し、ワクワクすることが増え、もっと成長したくなりそうです(海外留学や資格取得の勉強など)。

火星は、牡牛座エリアの木星(成長・拡大)と、魚座エリアの土星(節度)と調和的にコネクトします。この配置によって、目上の人に能力を認められ、責任ある仕事を任せてもらえるかもしれません。

週末21日、太陽と冥王星がほぼ同じタイミングで水瓶座エリアに入ります。この場所は牡牛座にとっては、「キャリア」や「天職」の場でもあります。この影響で、意図せず目立つ立場に置かれるかもしれません。

また、仕事を変えたり市民活動に積極的になったりと、社会と自分が関わる形が激変しそうです。それはなにかしらの使命感に駆られてのことかもしれません。自分が「時代の変化を促す存在」であるならば何をしたら良いのかと考えるとき。

21日から5月初旬までに手がける仕事は、11月以降の軸になるかもしれません。未来に向けて、ちょうどいいやり方を探ってみましょう。

来る本番に向けてドレスを仮縫いしてみるように、一度自分の中で形を固めてみることです。やってみたいことがあれば気軽に取り組んでみましょう。

今週の全体の空模様

未来を選ぶ岐路

「なぜ憎みあうのか?ぼくらは同じ地球によって運ばれる連帯責任者だ、同じ船の乗組員だ。新しい総合を生み出すために、各種の文化が対立することはいいことかもしれないが、これがおたがいに憎みあうに至っては言語道断だ」
──アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『人間の土地』堀口大學訳

先週末の14日、水星(知性・コミュニケーション)が山羊座エリアに入りました。水星は日を追うにつれ、先に同エリアを運行していた火星(意欲・闘争心)に近づき、さらに牡牛座エリアの木星(成長・拡大)と調和的に繋がっていきます。

この配置により、温めているプランについて、現実に実行できるものなのか、コストに見合う成果があるのか、社会規範に反することはないかと、確認されるような場面が浮かび上がってきます。

時代を司る冥王星は、2024年約1年をかけて山羊座から水瓶座に移動を完了しますが、何度も2つのサインを行ったり来たりした上での移動となります。

そのため、2024年には旧時代と新時代の要素がシェイクされており、切り替えポイントがいくつか出てきます。今週の21日も、その一つ。しかも、冥王星は太陽とほぼ同時に山羊座から水瓶座に入ります。

太陽や冥王星の運行星座が切り替わるには、社会の変化がつきものです。未来の姿が見えてくるときでもありますが、「過去の膿」「未来に進むために切り捨てたい悪いもの」が表面に現れてくるときでもあります。

今週も、20日までは古い時代の悪い部分が次々に暴かれ、体制が瓦解していきそうです。今まで続いていた山羊座的な世界、すなわち、縦方向の権力構造を持った経済至上主義的な世界が、冥王星の移動によって終わりを迎えることになるかもしれません。

その後21日からは、水瓶座の持つ「公平性」や「改革・刷新」「進歩」といったエッセンスが広がりだすでしょう。この世界観では、横方向で人と人が繋がり、フラットな社会構造が見られます。しかしその分、極端になるとアナーキズム的な流れも起こりかねません。

今週の星々の移動は、国際情勢で言えば、大国主導の世界秩序が崩れ、政治の地殻変動が激化するでしょう。日本国内で見ると、国民一人一人が意志を持って連帯して問題に立ち向かっていくことになるかもしれません。ただ、そこに至るまでには、一度大きな社会・政治的な閉塞感や不条理を経験しそうです。

いずれにせよ、水瓶座に太陽と冥王星が入ることで、個々人が自分の「革命」を掲げる光景が浮かんできます。

今週は12サイン(星座)それぞれが、新しい時代に向かってやるべきことを魂で感じることができるでしょう。

1月8日〜1月14日 牡牛座の運勢【ブルータス週間占い】

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