獅子座の星模様
頼りがいのある王様
週前半、太陽(創造性)が射手座エリアを運行し、魚座エリアの海王星(夢と霊性)が激しくぶつかり合います。この星の配置によって、「自分がやりたいこと」VS「人のためにやらなくてはいけないこと」といった図式が表れそうです。どちらの価値も分かっているからこそ葛藤が生まれそうです。
しかし22日に太陽が獅子座にとって「奉仕的な労働」を意味する場所に入ると、人のために動こうという気持ちが勝ってきます。
さらに太陽は土星(節度・責任)と調和的に繋がるため、エゴを抑えて社会に尽くすと良い運気が巡ってくるでしょう。獅子座特有のリーダーシップを活かし、「利他的な王様」になるイメージを持ちましょう。
その後、逆行中の水星(知性・コミュニケーション)が 太陽と重なり、それから射手座エリアに戻っていきます。この星の動きによって、奉仕的に働く中でも、自分の喜びを見つけられるようになるでしょう。
金星(愛と喜び)が逆行中の天王星(改革・刷新)の真正面に入り、その後、海王星と調和的に繋がっていく影響によって、働き方が自然と良い方へ変化していきそうです。目に見えない導きのような出来事が起き、“ご褒美”を貰うようなこともあるかもしれません。何でも「自力」でやっつけようとしない方が上手くいくときです。
今週の全体の空模様
揺れながら進む
「戦後の自由主義も民主主義も、他力によって与えられたもので、自力で闘いとったものではないのだから、それを身につけるためには、それを真摯に学び、謙虚に出直す心構えが必要だ」
──黒澤明『蝦蟇の油 自伝のようなもの』
今週の18日から21日は、太陽が射手座エリアを運行し、魚座エリアの海王星(夢と霊性)と激しくぶつかり合います。この影響で、理想を求める意欲が思わぬ方向に逸れて迷子になっていきそうです。あまりにも遠大すぎる目標設定のために現実から離れてしまうようなことがあるかもしれません。
22日、太陽は山羊座エリアに移動し、魚座エリアを運行する土星(責任・社会性)と調和的なコンタクトを取ります。週前半から一転して、歯車がきちんと噛み合っていくような感触を得られるでしょう。空回りから抜け出せ、地に足を着けて進むことができそうです。
山羊座は実利主義で実体のあるものを重んじる「地のエレメント」です。共同体の規範や秩序を定め、社会としての集団を構築する力を持っています。
山羊座の支配星は“地上の摂理の管理者”とされる土星です。山羊座と土星はともに堅実さと鍛錬を好みます。
今週は山羊座にいる太陽と土星の繋がりによって、厳かな空気が世の中に広がりそうです。
23日、逆行中の水星(知性・コミュニケーション)が、太陽山羊座と重なり、その後すぐに射手座エリアへと戻っていきます。
水星が司るのは「思考」や「情報」です。それが逆行するので、一度は「こうしよう」と選んだことにためらいが生まれるかもしれません。
気持ちが迷い不安定にもなりますが、自由に物事を捉え直すチャンスでもあります。情報をしっかり吟味して活用できるようになりましょう(成立しかけていた法案が取り下げられたりするようなこともイメージできます)。
また今週は、金星(愛と喜び)が逆行中の天王星(改革・刷新)と向かい合い、その後、海王星と調和的に繋がっていきます。思いがけない出来事で事態が急展開し、幸運が舞い込んでくるかもしれません。美しいものに見とれたり、現実離れしたロマンティックな物語に夢中になったりもしそうです。
Maison Margiela「shared wardrobe」