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12月4日〜12月10日 牡牛座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の牡牛座(4/20~5/20生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

牡牛座の星模様

捕縛する/される

先週に引き続き、牡牛座にとって「共有財産」「親密な関係の部屋」「絆を深めるギフト」を意味する場所に、太陽(創造性)と火星(意欲・闘争心)が運行しています。

先輩や恩師など目上の人から手厚いサポートを受けたり、嬉しい贈り物をもらったりするかもしれません。自分と違うタイプの人と交わることによって、考えが大きく変わることもありそうです。

「宗教や哲学」「高い精神性や専門的な学び」、そして「遠方への旅」を意味する場所に水星(知性・コミュニケーション)が、自分自身を意味する場所に逆行中の木星(成長・拡大)がいます。

「将来的にこうなりたい」というイメージがしっかりと見えてきそうです。そのためにどんな研鑽をしたら良いのかも具体的に分かるでしょう。自分を育て直すとしたら……という視点を持つこと。

5日、金星(愛と喜び)が蠍座エリアに移動し、牡牛座にとって「人間関係・社交の部屋」であり、結婚やパートナーシップを意味する場所に入ります。金星蠍座は、半端な態度を許さない“濃く重たい愛情”を示します。

そしてこの金星が土星(責任・社会性)とコンタクトをすると、他者と向き合って互いの本気度を見せ合う場面が訪れそうです。目の前の相手と深く繋がる(契約を結ぶ)べきかどうかを考えなければいけないでしょう。

今週の全体の空模様

愛ゆえに

「愛をめぐるさまざまな問題で悩んでいるのなら、たった一つの確実な治療法がある。それは、自分からもっと多く、もっと広く、もっと暖かく、そしていっそう強く愛してあげることだ。愛には愛が最もよく効くのだから。」
──フリードリヒ・ニーチェ『超訳ニーチェの言葉』内『曙光』より(白取春彦訳)

太陽(創造性)と火星(意欲・闘争心)は射手座エリアを運行しています。2天体はそれぞれ、他の天体と意味の強い繋がりを持たず、群れからはぐれたようなコンディションです。今週は、一人で出かけることが増えるかもしれません。喜ばしい解放感を持つ人もいるでしょう。

しかし、今週5日に愛の星である金星が蠍座エリアを運行し始めると、「射手座の単独性」とは真逆の要素が生まれてきます。

蠍座の「絆を深める」性質と、金星の「愛と喜び」という性質がブレンドされ、「大切な人と繋がりたい」という気持ちが心の奥深くから滲み出てくるのを感じるでしょう。さらに金星が魚座エリアを運行する土星(社会性・節度)と調和的に繋がると、人恋しさが増しそうです。

そして、9日から10日にかけて金星は、水星(知性・コミュニケーション)と木星(拡大・膨張)とも絡む配置になり、一層にその真摯さが強まるので、愛を打ち明けたくなったり、独りでいることに寂しさを感じやすくなるかもしれません。

人と一緒にいたいと思っても、実際にはなかなか難しい状況かもしれません。しかしだからこそ、自分がそばにいてほしい人や、その人と何をしたいのかといったことがはっきりわかってくるタイミングです。

また、自分がどんな風に愛情表現されたいのか、愛について考えることができるでしょう。

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