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11月20日〜11月26日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24〜11/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

11月20日〜11月26日の空模様

蠍座の星模様

煮詰めないで

今週半ばに太陽が蠍座から出ていきます。嬉しいことが多い半面、仕事に忙殺されストレスも感じたタームが終わります。太陽は23日に、そして火星も24日に射手座エリアを運行し始めます。すると、緊張状態から解放され、「頑張ったご褒美」のために散財したくなりそうです。また、人のルールに合わせて動いていたのを、我流で進めていこうと強い気持ちにもなれるでしょう。

蠍座エリアから射手座エリアに天体が移行するときはいつでもこの、「集団→個人(独立)」と「圧迫→解放」の物語があります。

蠍座は厳しい掟のある集団で、みんなで力を合わせて連帯することを善しとします。一丸となって頑張れるのかどうかが重要。射手座はその集団の掟に従うことに反発し、ひとりで馬にまたがって冒険に出ていくことが人生のテーマになります。広い世界に目を向けて、新たな希望を探しに行くのです。

今週から始まる太陽射手座運行期は、肩の力を抜いて、いつもより物事をライトに捉えてみましょう。

散歩やジョギングなどがおすすめです。肩の力を抜くことで良いアイデアがひらめきます。

魚座エリアを運行する土星の支えもあり、自分のやりたいことを形にできるときでもあります。本当に挑戦したいことは何なのかを考えてみましょう。

今週の全体の空模様

型を破って

「誕生から死まで、日曜から土曜まで、朝から晩まで、すべての活動が型にはめられ、あらかじめ決められている。このように型にはまった活動の網に捕らわれた人間が、自分が人間であること、唯一無二の個人であること、たった一度だけ生きるチャンスを与えられたということ、希望もあれば失望もあり、悲しみや恐れ、愛や憧れや、無と孤立の恐怖もあることを、忘れずにいられるだろうか。」
──『愛するということ』エーリッヒ・フロム

今週前半は、太陽(創造性)が蠍座(水のエレメント)を運行しているため、しっとりとした空気が広がり、どちらかといえば閉鎖的なムードです。しかし、23日に太陽は射手座エリアに移り、ついで24日に火星(闘争心)も同エリアに入ります。すると、開放的でからりとしたムードに切り替わっていくでしょう。

射手座は能動性の強い「火のエレメント」に属し、自由と冒険を愛するサイン(星座)です。

決まりきった型を破って、物事を探求していく性質を持っています。学問でいうと、宗教学や哲学、文化人類学などが射手座的です。

未来の可能性を信じ、“ここではないどこか”を常に目指すことで魂が喜びで満ちていくのです。

そのパワーが作用して、主流からあえて外れ、オルタナティブなライフスタイルを探る動きも活発になるでしょう。

太陽射手座運行期は、普段挑戦できないことをしてみたり、新しいコミュニティに入ってみたり、はたまた弾丸旅行に出たりと、何かしら「冒険」をしたくなるかもしれません。

ただし、この太陽と火星に対してすぐ、魚座エリアを運行する土星(試練・節度)が激しい角度でぶつかってきます。

“魚座エッセンス”は他者への共感と受容、奉仕的な愛であり、柔らかさがあります。今週は、土星という指南役がそのエッセンスを帯びるため、人に共感したり奉仕することが課題として現れてきそうです。奔放に動こうとしても、まず今いる場での責任を果たさなければならなくなりそうです。遠くに行くことを反対されたり、周囲への配慮を求められたりもするでしょう。土星魚座は、太陽射手座がもたらす奔放さに対して、「もっとソフトに」と注意してきます。足元に柔らかく小さな生き物がいるイメージで動いていきましょう。

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建築家・クマタイチ

建築家・クマタイチが体感。居住空間を豊かにする〈東芝〉の「おいしい」とデザイン

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