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9月25日〜10月1日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24〜11/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

9月25日〜10月1日の空模様

蠍座の星模様

揺れるボートに乗って

牡羊座新月と満月が起きるのは、「日々の仕事・サービスの部屋」です。この場所は自他ともにケアをすることを意味し、「実践的な愛」を伴います。

今週までの半年間で、どのように他者にコネクトすると良いのか悩んだかもしれません。自分の思う「愛」で、相手を傷つけてしまったこともあったかもしれません。もしくは、自分の「愛ある行動」が相手に受け入れられなくて傷ついたりもしたでしょう。 

いずれにせよ、自分の言葉や振る舞いが相手にどのように作用していくのかをしっかりと見つめることがテーマでした。今週は、自分が良いと信じる付き合い方以外も試してみましょう。愛を実行に移すならば、相手を尊重することが大切です。

満月のタイミングでは、山羊座エリアに冥王星(逆行)、牡牛座エリアに天王星(逆行)、乙女座エリアに水星があり、3つの天体が聖なる三角形を描いています。

この配置は、人間関係が大きく変わる兆しかもしれません。もしくは、パートナーやバディに大きな転機が訪れ、その余波を受けるかもしれません。

水星(知性)が「良き友人」を意味する場所にいるので、良いアドバイスをもらえそうです。もし何か問題が起きた場合は、信頼できる人に相談し、一人で抱え込まない方が良いでしょう。

今週の全体の空模様

あっと驚くような人生を

「わたしたちの/つないだ手のなかに闇がある/その闇のなかで/あざやかな緑の『野』が育っている/わたしたちはその場所を知っている/あんなに広いのに/椅子をひとつ置くだけで/きもちがいっぱいあふれてしまうところ 」
──小池昌代「記念撮影」

29日に牡羊座エリアで満月が起こります。満月は、新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。今週は、3月22日の牡羊座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。

3月22日の牡羊座新月は占星術的な「新年」を迎えた翌日すぐの「新月」であり、「新しい時代の大きなスイッチを押す」役割のようにも見えました。

「個人技能の育成」というテーマが1年通じて背骨としてあり、自分の才能を育てることや身体を鍛えること、個々の力を大きく育てるための何かを始めた人も多いのではないでしょうか。

今週の牡羊座満月には、不安定な世界を感じながらも、自分で運命を切り開くダイナミックな力があります。これまでの半年間で、副業や二拠点生活を始めるなどライフスタイルを切り替えた人もいたかもしれません。

密かに温めていた未来への情熱が燃え上がり、古い生き方と新しい生き方との間を行ったり来たりしてみたのではないでしょうか。守りの姿勢だけではもう続けられないと悟ったこともあったかもしれません。

天の高い位置では冥王星(運命)が輝き、天王星(改革)と水星(知性・メッセンジャー)と聖なる三角形を描いています。さらに東の地平線には木星(成長拡大)があります。

これら4天体はすべて「地のエレメント」の星座(サイン)にあり、水星以外は逆行中です。このことから、「地のエレメント」のテーマである富や財(とくに税金や食糧)に関する価値観の見直しが行われます。今までの権力構造が崩れ、市民運動が盛んになりそうです。

ストライキの権利が行使されるようになり、「市民主体の政治を育てていくぞ」という有権者の意思が強くなっていくでしょう。政界の勢力図もじわじわと変化していきそうです。

古きよきものは残り、欲望によって歪んだ社会構造は崩壊していくでしょう。個々のレベルでは「あなたにとって豊かさとは何?」と問いかけられるタイミングになるかもしれません。

9月18日〜9月24日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

ディレクターの上村直人さん(左)と、PRオフィス〈KIIIRO〉を運営する大倉皓平さん(右)

大橋会館に集う9人が身に纏う、9枚のグレーTシャツ《New Balance Grey 9BOX》

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