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9月18日〜9月24日 牡羊座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の牡羊座(3/21〜4/19生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

牡羊座の星模様

相手を知って自分を知る

23日までは、太陽が乙女座後半度数を運行し、逆行中の3天体(天王星・海王星・冥王星)とコンタクトする影響で、特に理由はないのにセンチメンタルになったり、「このままで良いのだろうか」と人生の迷いが生じたりしそうです。

考えてすぐに解決できるものと、そうではないものの区別をしていくことで、心の揺れはおさまっていくでしょう。

太陽が天秤座に入ると、対向のサインである牡羊座には大きな影響が出てきます。

牡羊座は燃える火のエレメント(自ら燃えて昇るもの)であり、単独行動重視の傾向が強いです。いっぽう天秤座は風のエレメント(コミュニケーションの媒介となるもの)であり、集団を重視します。

「自分の目」を基準にする牡羊座VS「他人の目」を基準にする天秤座、という対立した構図がここにあります。

太陽が運行している場所は「パートナーシップ」を表す場所でもあるので、パートナーやバディといった、大切な人との対話が増えていきそうです。相手を知って、そこから自分を知ることができる時期です。

今週23日午後からの約1カ月は、「他者との関係」をいかにバランス良く保っていけるのか、どれだけ他者に譲歩して、「我」を抑えられるのかが試されることがあるかもしれません。

今週の全体の空模様

価値観の変動

「私はあなたではない。これは存在を賭けたNOの表明でもある。私が私を肯定するとき、それは他者の否定でもある。なぜなら、『今ここの場』に存在するのは私という一者であり、二者は並び立たない。私の立っているこの場にあなたは立つことはできない。お互いがそうなのだ。そこに私の尊厳があり、だからこそ相手を尊重する場が生まれる」
──尹雄大『聞くこと、話すこと。』

太陽は18日から23日昼過ぎまで乙女座エリア後半度数を運行し、23日午後に天秤座エリアに移動します。今週はこの23日を境として、ムードが変わってくるでしょう。

天王星(改革)・海王星(霊性)・冥王星(運命)の3天体は「外惑星」と呼ばれ、「社会」や「世界」など規模の大きなものに影響を及ぼすとされています。

現在、この3天体は逆行中で、それぞれ乙女座エリアの太陽とコンタクトをとっています。太陽は、天王星・冥王星とは調和的に繋がり、海王星とは緊張関係にあります。

そのため、今週前半は小さな人間の手には負えない、「神の采配」と思うようなことが起きるかもしれません。過去の美しい思い出に一度浸り、そこから現在の固定観念やルールにとらわれていることに気がつきそうです。精神を解放し、柔軟な思考ができるようになるかもしれません。

23日の午後、太陽は天秤座エリアに入り、約1カ月間、太陽天秤座運行の期間となります。


天秤座は、集合的な「みんなの」視点を自分自身の視点として取り入れていく傾向があります。「みんなはそれぞれこんな見方をしているだろう」と考え、そこから「平均的でバランスの取れた感覚」を割り出し、自らの観点としていくのです。

天秤座はまた、独りよがりを嫌い、気配りと折衷能力に長けています。また優れた審美眼を持ち、洗練や品格を重んじます。太陽が天秤座にいる期間は、自己を律することの美しさや、調和や平和がテーマになっていくでしょう。

さらに今週の太陽は、魚座エリアを逆行中の土星と密かに繋がります。そのため、世の中で起きる様々なことが複雑な様相を呈し、簡単にその性質を判断することができなくなりそうです。

正義の顔をした不正義や、被害者のように振る舞う加害者など、欺瞞に満ちた状況を目にすることになりそうです。何が良いことなのか、誰を信じるべきなのか、すぐに見分けるのは難しいでしょう。

9月11日〜9月17日 牡羊座の運勢【ブルータス週間占い】

ディレクターの上村直人さん(左)と、PRオフィス〈KIIIRO〉を運営する大倉皓平さん(右)

大橋会館に集う9人が身に纏う、9枚のグレーTシャツ《New Balance Grey 9BOX》

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