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8月7日〜8月13日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23〜12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

射手座の星模様

“異邦人のまなざしで

今年の3月から、人のサポートをすることが増えてきているかもしれません。責任が増し、自由に使える時間が少なくなった人もいるでしょう。

今週はさらに土星(試練)・水星(知識)・火星(意欲・闘争心)もやってきて、「地に足をつけなさい」「人の役に立ちなさい」と口喧しく語りかけてきます。

辛い状況ですが、そこに太陽獅子座が現れて、本来の射手座の自由闊達な精神を照らし出してくれます。

「大人になる」とは、夢を諦めたり、経済的に成功することだけではありません。射手座にとって真に成熟するとはどういうことかを、太陽が示してくれそうです。

射手座が成熟すると、若者に広い世界を教えられるようになります。世界には、自分の常識だけでは測れないものがある、様々な問いを持って探求していくだけの豊かさがある……そういった視点を、異文化への寛容さとともに与えられる存在が、射手座的な「大人」です。

大人になった射手座は、精神を解放して人生を楽しむ術を周囲に知らしめる役割も持っています。夢が夢で終わらない生き方、冒険心や探求心がキーワードです。今週は、自分だからこそできることに、愛と勇気と優しさを持って挑みましょう。

また、今週は、太陽獅子座の導きによって人生の先輩から助言をもらえるかもしれません。旅に出るのにも良いタイミングです。

今週の全体の空模様

生きる光

「自分を変えるただひとつの正しい方法は/自分がそうありたいと思う存在とできるだけ接し/その存在のヴァイブレーション/その存在のリズムの中に/自分をひたし、自分を溶解し、/自分自身の存在のリズム、/自分自身のヴァイブレーションとしていくことだ」
──「自分を変える」ということについて。(「人間関係論」批判)より 真木悠介『うつくしい道をしずかに歩く』

人生を照らす“光”と“熱”としての太陽を感じる季節が、この太陽獅子座期です。

太陽獅子座期は、誰しもが「すでに自分は唯一無二の存在で“特別”なのだ」と感じ、安定した自尊心を育んでいけるタイミング。

ただし、“特別”とは、超絶モテたり億万長者になったり、目からビームが出せるという突出した能力があったりすることではありません。そういった事柄に“特別”の基準を置くと、自分の特別さがわからなくなります。

ここでの“特別”とは、「自ら考え、意識し、主体となって生きていくパワーを持っている」ということなのです。太陽は自ら燃え、輝く星です。あなたが、あなた自身の光を放てることに気がつけば、道は自然と照らされていくのです。

今週は「王様(権力者)」が追い詰められるような場面が展開されています。

太陽獅子座に、牡牛座エリアを運行中の木星と天王星が激しくコンタクトしています。この牡牛座勢力には、乙女座エリアの火星(戦士)と水星(策士)が味方をしています。そのため、今まで揺らがなかった“権力”が揺らぐかもしれません。

たとえば、悪徳社長がごまかそうとした罪を、被害を受けた人々が告発するかもしれません。市民運動が活発になり、政策に影響することも考えられます。公共性のある資金や予算について物申す人が増えそうです。

個人レベルでは、「人生の豊かさとは何か」という問いが浮上してきそうです。

また、経済の駆動力となっている人間の欲望が、水不足や食料問題などとぶつかり合います。新しい時代に向けて、サステナブルな形で満足できるように欲の方向性も変わっていきそうです。

7月31日〜8月6日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

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