乙女座の星模様
何度でも何度でも
恒星レグルスは、勝利や権力、栄光を意味し、“ロイヤル・スター”の称号も持ちます。10日に、火星が乙女座エリアに入ると、この星と火星が重なることになります。
火星は勇気や意欲を表し、ギリシャ神話では荒々しい軍神アレスと重ねられています。そんな火星とレグルスが重なる影響で、今週の乙女座は強気モードのスイッチが入るかもしれません。
10日、水星が海王星、冥王星とコンタクトを取ると、過去に諦めてしまったことに再び挑戦することができるかもしれません。心残りを解消できそうです。
たとえば、小さい頃に憧れた習いごとを始めてみたり、行ってみたかった場所に旅行したりするようなことかも。会いたい人に会いに行くのも良いでしょう。
週後半、レグルスと重なった火星乙女座と土星魚座はオポジション(真正面で向かい合う位置関係)になり、互いに批判的な眼差しを投げかけています。目の前の人に厳しくしてしまうタイミング。
自分の意見を相手に押しつけてしまうかもしれません。自分が正しいと思うときほど、人にはやわらかく接し、ゆとりを持っていきましょう。
水星獅子座と木星牡牛座が殴り合う影響によって、自分の未熟さを倒すために、自己研鑽をしたくなりそうです。「もっとできるはず」という向上心が焦りやストレスに繋がらないように注意を。
今週の全体の空模様
世界をまな板にのせて
先週に引き続き、「風(大気)のエレメント」が不在の週です(ただし、月の運行は除く)。
コミュニケーションにおいて「仲介役」となる風が吹かないので、対話したくてもうまくいかない、連絡がなかなか来ない、といったことが起きそうです。不安や焦燥感が募るタイミングです(8月27日まで続きます)。
また、土星、海王星、冥王星が逆行中のため、社会全体で「過去の振り返り」や「取りこぼしを拾う」ようなことがテーマとなってきそうです。
10日、水星が蟹座エリアを運行します。水星は海王星と調和的なコンタクトを取る一方、冥王星(破壊と再生)とは、オポジションと呼ばれる繋がり方をします。オポジション(真正面で向かい合う位置関係)となった天体同士は、互いに批判的な眼差しを投げかけています。
水星とこの2天体との繋がりは、過去を懐かしむ「旧世界の群れ」と、現代の問題を見つめる「新世界の群れ」との決定的な分断を引き起こすかもしれません。違う価値観を持つ相手の説得を諦め、思い切った方向転換をすることになりそう。分かり合えない相手との決別を覚悟するタイミングです。
10日はまた、「意欲や勇気」「戦い方」を司る火星が乙女座エリアに入ります。火星乙女座のもとでは、社会で拡散される情報のファクトチェックなどがなされます。
乙女座エリアに入ってすぐの場所には、恒星の中でも高貴でパワフルとされる“ロイヤル・スター”レグルスがいます。この星は、今週の火星に、権力や栄誉をプラスします。
週後半、レグルスと重なった火星乙女座は、土星魚座とオポジションとなります。社会的な立場のある人の過去の罪が暴かれるかもしれません。嫌なことに対して、はっきりNOと言えるようになる週でもあります。社会の患部を切除していけるでしょう。
11日には「知性・言語感覚」を司る水星が獅子座エリアに入ります。
公開討論やデモといった、表に立って行われる自己主張にスポットライトが当たりやすくなります。そこから、人々を感動させる名演説も生まれてくるかもしれません。さらに週後半には木星(拡張・成長)が水星獅子座に激しくぶつかるため、どんどん議論の輪が広がるでしょう。
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