蠍座の星模様
リセットボタン
蠍座は、今年の3月から、魚座エリアの土星からいろいろな制約を課せられてきました。自分の振る舞いが監視されているような状況で、遊びたいのに遊べないなど、ストレスが溜まっているかもしれません。
そのフラストレーションを和らげてくれるのが、10日の星の配置です。水星が海王星、冥王星の2天体とコンタクトし、初心を取り戻せるタイミングとなります。
何事も、初めて取り組むときには、高揚感や前向きな気持ちを持っているものです。今週は、そんな初心に返ることで、仕事やプライベートで疲れてうんざりしている気持ちをリセットできそうです。
週後半、レグルスと重なった火星乙女座と土星魚座とが、オポジション(真正面で向かい合う位置関係)になります。進みたい火星と留まりたい土星、それぞれの選択の先にある未来に対してどう責任をとるかを、互いに問うています。その膠着状態を動かすのが蠍座です。
そのため、突然の無茶振りを受けることになります。自分の意思にかかわらず、大役を任されるといったことがありそうです。
水星獅子座と木星牡牛座が殴り合う影響によって、仕事をどんどん任されそうな気配。周りに頼られているということでもありますが、一人で抱え込みすぎないように注意が必要です。
また、愛と喜びを司る金星は、蠍座にとって「社会参画・仕事の部屋」に長期滞在中です(10月9日まで)。やりたい仕事があれば自分から手を挙げていくと良いでしょう。
今週の全体の空模様
世界をまな板にのせて
先週に引き続き、「風(大気)のエレメント」が不在の週です(ただし、月の運行は除く)。
コミュニケーションにおいて「仲介役」となる風が吹かないので、対話したくてもうまくいかない、連絡がなかなか来ない、といったことが起きそうです。不安や焦燥感が募るタイミングです(8月27日まで続きます)。
また、土星、海王星、冥王星が逆行中のため、社会全体で「過去の振り返り」や「取りこぼしを拾う」ようなことがテーマとなってきそうです。
10日、水星が蟹座エリアを運行します。水星は海王星と調和的なコンタクトを取る一方、冥王星(破壊と再生)とは、オポジションと呼ばれる繋がり方をします。オポジション(真正面で向かい合う位置関係)となった天体同士は、互いに批判的な眼差しを投げかけています。
水星とこの2天体との繋がりは、過去を懐かしむ「旧世界の群れ」と、現代の問題を見つめる「新世界の群れ」との決定的な分断を引き起こすかもしれません。違う価値観を持つ相手の説得を諦め、思い切った方向転換をすることになりそう。分かり合えない相手との決別を覚悟するタイミングです。
10日はまた、「意欲や勇気」「戦い方」を司る火星が乙女座エリアに入ります。火星乙女座のもとでは、社会で拡散される情報のファクトチェックなどがなされます。
乙女座エリアに入ってすぐの場所には、恒星の中でも高貴でパワフルとされる“ロイヤル・スター”レグルスがいます。この星は、今週の火星に、権力や栄誉をプラスします。
週後半、レグルスと重なった火星乙女座は、土星魚座とオポジションとなります。社会的な立場のある人の過去の罪が暴かれるかもしれません。嫌なことに対して、はっきりNOと言えるようになる週でもあります。社会の患部を切除していけるでしょう。
11日には「知性・言語感覚」を司る水星が獅子座エリアに入ります。
公開討論やデモといった、表に立って行われる自己主張にスポットライトが当たりやすくなります。そこから、人々を感動させる名演説も生まれてくるかもしれません。さらに週後半には木星(拡張・成長)が水星獅子座に激しくぶつかるため、どんどん議論の輪が広がるでしょう。
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