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6月19日〜6月25日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の天秤座(9/23〜10/23生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

天秤座の星模様

息を合わせて

今週21日に太陽が蟹座エリアに入ると、「チームで仕事をこなすこと」がテーマになってくるかもしれません。天秤座にとって、太陽が運行する蟹座エリアは“天の高い位置”であり、人目に着く場所、社会参画する場所、天職を知る場所。

蟹座エッセンスの「みんな一緒に」というパワーを受けながらその中で、天秤座のエッセンスを発揮し、チームが一丸となって進むために、調整役として奔走することになりそうです。

今週からの1カ月は、細かい分担を決めるよりも、クラスで大縄跳びを跳ぶときのように、全員で動く意識を大切に。個人プレーは悪目立ちしそうです。

水星双子座と火星獅子座の調和的コンビネーションにより、良いアイデアが降ってきそうです。それは、趣味やサークルのメンバーと気軽な世間話をしているときにひらめくものかもしれません。スポーツで体を動かして血の巡りを良くすると、現状打破のための作戦が浮かびそうです。

週後半には太陽蟹座に土星魚座(逆行中)が調和的に繋がることにより、やり残していた業務の対応に追われるかもしれません。

前進し続けたい天秤座はうんざりするかもしれませんが、取りこぼしをなくしておくことが後々のスムーズな進行に繋がります。明るく雑務をやっつけていきましょう。

牡牛座エリアを運行する木星と天王星は「誰とどこと深くコミットメントするのか」をテーマにします。自分が所属している場所の恩恵を十二分に受け取ることが大切。もらえるときにもらえるものをゲットして、成長すること。受け取り上手になることをイメージしましょう。

今週の全体の空模様

弱さを補い合う連帯

「故郷を甘美に思う者は、まだ嘴の黄色い未熟者である。あらゆる場所を故郷と感じられる者は、すでにかなりの力を蓄えた者である。だが、全世界を異郷と思う者こそ、完璧な人間である。」
──エドワード・W・サイード『オリエンタリズム』より、聖ヴィクトルのフーゴー『ディダスカリコン』からアウエルバッハが行った引用出典

西洋占星術においてシーズンの区切り方は「春分」「夏至」「秋分」「冬至」の4つです。6月21日の「夏至」は太陽が蟹座エリアに入る瞬間でもあり、一年を4つに分けたうちの、2つめのタームの始まりです。

蟹座のキーワードは「庇護・養育(母性的な要素)・家族・民族(チーム)意識・情動」などです。

蟹座エリアを太陽が運行し始めることにより、社会のあちこちで新たなチームやグループが結成され始めます。そして、それぞれが活発に動き出します。

また、週後半になると、太陽と土星が調和的に繋がります。その影響によって、小さな花があちこちに咲くように、ためらわずに親切を行える人が増えていきます。人間愛を伴った連帯の強さが生まれそうです。

土星(社会性・責任)と冥王星(極端さ・運命)の2天体は逆行し、「もう一度振り返ること」の社会的な重要性が高まりそうです(もしくは、時代に逆行するようなことが起きるかもしれません)。

水星(知性・コミュニケーション)と火星(意欲・闘争心)が調和的に繋がることにより、「情報戦」が激しくなりそう。

また、火星は天王星(改革・刷新)と激しくぶつかります。その影響で、世の中の混乱を招くような情報が流れそうです。情報の真偽の判断が難しい状況になって、誰が敵で誰が味方なのかがわからなくなるかも。

今週は極端で乱暴な言説には振り回されずに、「弱さや柔らかさを守ること」や「平和を望む気持ち」を優先し、穏やかに過ごすことを心がけましょう。

6月12日〜6月18日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

建築家・クマタイチ

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