魚座の星模様
自分の住み家
太陽は、魚座と同じ柔軟宮チームに属する双子座エリアを運行しています。魚座にとってこの場所は「プライベート」「帰り着く場所」「家族」などを意味します。今週のテーマは、「自分のサンクチュアリ(安全な居場所)をつくるために対話を重ねること」。
細かいことに頓着せず、ゆらりと泳ぐ魚座。小さな違和感やトラブルがあっても「まあいいか」と流してしまうことが多いです。
けれど、太陽がこのエリアを運行している期間は、少しの引っ掛かりでも向き合い、言葉にしていくことが課題になります。思いを言語化して周りに伝えていくことで、今いる場所の居心地が良くなりそうです。
また、太陽と同じエリアを、知性とコミュニケーションの星である水星が運行し、愛と喜びを司る金星と調和的に繋がります。そのため、家族とのコミュニケーションがスムーズになりそうです。チームメンバーとも円滑な意思疎通ができ、楽しく働けそうです。率直な意見が大切になります。
双子座の新月は「快適な居場所を求めて」「新しい役割分担」をテーマにすると良さそうです。今までの役割をそのまま続けなくても良いタイミング。
どこでどうやって生きていくのか、暮らしていくのか、理想を思い描いてアファメーションすると良いでしょう。
土星が魚座エリアを運行し、木星牡牛座と仲良く手を繋いでいます。ここでも「コミュニケーション」というテーマが表れます。
「コミュニケーション能力が高い」とは、さまざまな相手と個別具体的な方法で対話を生み関係を構築していく力を持っているということです。語彙が多い、澱みなく話せる、論理的である、ということではありません。
ここで言う「コミュニケーション」では、目の前の相手をしっかり見つめ、相手の感覚に寄り添っていく姿勢が重要です。
目の前の相手に真摯に向き合えているか。小手先のテクニックを「コミュニケーション」だと思い込んでいないか、自分を振り返ってみましょう。
今週の全体の空模様
はじめまして、で始まる物語
「コミュニケーションの問題とはつまるところ、双方の意識やイマジネーションの問題である。その双方の意識がズレたまま固定化することが、問題を生むのである。その解決のためには個々人の意識の問題よりも、「場」の問題として捉えた方がうまくいく場合がある。」
──ハナムラチカヒロ『まなざしのデザイン〈世界の見方〉を変える方法』
「やあ、あなたはどんな人?」と好奇心に満ちた目で握手を求める少年。双子座のエッセンスは、こんなイメージです。他者を初めて知っていく、その嬉しさと怖さが混ざりあって、その手にのっています。
そんな双子座エリアを運行する太陽は、今週15日頃から、魚座エリアを運行する海王星とコンタクトを取るようになります。
「初めて出会うこと」「新しく知っていく」という双子座のエッセンスと、「愛と信頼」の魚座のエッセンスが反発しながらも混じり合っていきます。期待と不安、そこに直感的なスパークも入り混じりながら、「ともだち」になれるのか手探りしていくようです。
誰かと出会う、対話が始まるということは、新しい冒険物語の始まりでもあります。
魚座にいる海王星はスピリチュアルな力を持っているので、まるで魂が引き合うような縁に恵まれるかもしれません。
しかし対話のためには、それぞれが同じ言葉に含める意味やイメージのズレを確認していかなければいけません。人と知り合っていく過程はまた、自分の新しい側面を知ることでもあります。
自分は相手の何を見てどこを信じているのか。自分は相手に何を知ってほしいのか、どう認識されたいのか。対話が生成される中で無意識に出る言動からも、自分という存在があらわになってくるでしょう。
先週末の夜に水星(知性・コミュニケーション)は、自身のホームグラウンドである双子座エリアを運行し始めます。14日から水星は、土星(試練・責任)と金星(愛と喜び)とそれぞれコンタクトを取ります。
「対話」や「コミュニケーション」の場面において、緊張感や真剣さがありつつも、喜びや幸運も一緒にやってくるタイミング。
週末の18日には双子座エリアで新月が起こります。
新月は「スタート」「仕切り直し」にすると良いとされており、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「新天地を探しに行こう」というのは共通します。
宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の双子座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
また、試練と責任の天体である土星が16日頃から「留(ステーション)」という状態になり、18日からは逆行を始めます。そのため、「大切なことを確認しに戻る」ようなことが起きそうです。
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