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4月10日〜4月16日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24~11/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「言葉というものは、生きている事の不安から、芽ばえて来たものじゃないですかね。」──太宰治『御伽草子』


先週に引き続き太陽に木星が接近し、13日に重なることで、ハイパーポジティブなパワーに溢れそう。

ひとまず行動してみよう!という積極性。市井の人々の声が世の中に響きやすいタイミングです。小さな誰かの声が、その周りの誰かの心を動かし、それがまた新たな声へと繋がっていく……というイメージです。

今週キーとなる天体は「金星」です。金星が司るのは「愛と美」「喜びや幸運」「楽しさや嬉しさ」「好む気持ち」など。

4月11日から5月6日までの金星双子座運行期間では、「コミュニケーション」や「言語」にまつわることの喜びが増えそうです。

今週金星は、冥王星(運命・破壊と再生)と美しいハーモニーを奏でる一方、土星(責任・社会性)からプレッシャーを受けています。

冥王星のもたらすカタルシスによって、自分が何を好きか(愛しているか)、はっきりするタイミングでもあります。食わず嫌いで避けていたもの、なんとなくイメージで苦手だと思っていたものを好きになる瞬間が訪れそうです。 大きく変化を遂げるチャンスかも。

逆に、これまで好印象だったものに幻滅することもあるかもしれません。

双子座に入った金星はしかし、軽薄なキャラクターも持っています。その軽薄さに制御をかけるのが土星です。

金星双子座期は、コミュニケーションの中に「信頼」をいかに編み込めるかを考えること。誠意や真剣さがないところには良い対話は生まれないのだと学べる時期でもあります。

火星(意欲・勇気)と水星(知性・思考)は調和的につながっていて、安心・安全を優先した判断へと導いていきます。

14日には月と冥王星が重なり、2天体は金星と調和的な角度を取ります。そのときの気分で大事な約束や判断をしないように。ムードに流されやすいときでもあるので、気をつけましょう。

蠍座の星模様

労働を楽しく

太陽と木星が重なることにより、仕事の依頼が増えそうです。誰かの世話やフォローをすることも増えるかもしれません。

頼られたらしっかり応える。それが今後の運気を開く重要なファクターになりそうです。喜んで引き受けていく姿勢でいればさらに幸運を呼び込めるでしょう。

金星と冥王星の調和的な関係により、家族やご先祖様関連の用事が出てくるかも。冠婚葬祭にまつわることかもしれません。自分の帰属する場所を大切にすることが今週の開運の鍵です。身近な人との絆を確認できそうです。

金星と土星がぶつかり合うと、軽い気持ちが発端のコミュニケーションのズレが生まれます。

相手が厚意でくれたものが自分にとっては負担になる、ということもありそうです。また、こちらの手間を想像せずに安易な依頼をしてくる人もいて、戸惑うかもしれません。

愛と信頼を優先して考えれば、自ずと取るべき対応が見えてくるでしょう。

火星と水星の影響によって、パートナーやバディが役立つ情報をもたらしてくれそうです。興味深いデータから新しいアイデアが湧いてくるかも。

14日の冥王星と月が重なるタイミングでは、家族や仲間の様子をよく見てみましょう。大切なことに気がつきそうです。

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