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4月10日〜4月16日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23~12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「言葉というものは、生きている事の不安から、芽ばえて来たものじゃないですかね。」──太宰治『御伽草子』


先週に引き続き太陽に木星が接近し、13日に重なることで、ハイパーポジティブなパワーに溢れそう。

ひとまず行動してみよう!という積極性。市井の人々の声が世の中に響きやすいタイミングです。小さな誰かの声が、その周りの誰かの心を動かし、それがまた新たな声へと繋がっていく……というイメージです。

今週キーとなる天体は「金星」です。金星が司るのは「愛と美」「喜びや幸運」「楽しさや嬉しさ」「好む気持ち」など。

4月11日から5月6日までの金星双子座運行期間では、「コミュニケーション」や「言語」にまつわることの喜びが増えそうです。

今週金星は、冥王星(運命・破壊と再生)と美しいハーモニーを奏でる一方、土星(責任・社会性)からプレッシャーを受けています。

冥王星のもたらすカタルシスによって、自分が何を好きか(愛しているか)、はっきりするタイミングでもあります。食わず嫌いで避けていたもの、なんとなくイメージで苦手だと思っていたものを好きになる瞬間が訪れそうです。 大きく変化を遂げるチャンスかも。

逆に、これまで好印象だったものに幻滅することもあるかもしれません。

双子座に入った金星はしかし、軽薄なキャラクターも持っています。その軽薄さに制御をかけるのが土星です。

金星双子座期は、コミュニケーションの中に「信頼」をいかに編み込めるかを考えること。誠意や真剣さがないところには良い対話は生まれないのだと学べる時期でもあります。

火星(意欲・勇気)と水星(知性・思考)は調和的につながっていて、安心・安全を優先した判断へと導いていきます。

14日には月と冥王星が重なり、2天体は金星と調和的な角度を取ります。そのときの気分で大事な約束や判断をしないように。ムードに流されやすいときでもあるので、気をつけましょう。

射手座の星模様

そこにいる、という愛

太陽と木星が重なることにより、生きている喜びが体の中から湧き上がってきそうです。自分が自分であるという喜び、自分の力で人生を楽しくしていけるという実感。

この世界に好きになれるものが存在していることに幸福を感じるでしょう。コンサートやイベントに出かけるのにも良いタイミングです。

金星と冥王星の調和的な関係により、友人の良いところにあらためて気がつくかもしれません。楽しい交流ができそう。

金星と土星のぶつかり合いは、愛について考える機会を与えます。

射手座はフットワークが軽く、たとえ数千キロの移動でも「ちょっとそこまで」という感覚です。思い立った時に自由に出かける気ままな性質です。

けれど今週は、大切な人から「その場にいる」ことを求められます。射手座にとっては「らしくない」ことかもしれませんが、だからこそ、遠くに行かずに一カ所にとどまることが究極の愛情表現になり得ます。

誠実さや真剣さを表現する方法として、「その場にいる」にトライを。

火星と水星の影響によって、「やらなくてはいけないこと」がスムーズにこなせそうです。期待されたことや、依頼されたことに、ぴったりと応えていける楽しさ。

14日の冥王星と月が重なるタイミングでは、対話によって心を大きく動かされそうです。自分の考え方を変えることがあるかもしれません。

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