Feel

4月3日〜4月9日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の天秤座(9/23~10/23生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

おもうに この国の稚い子宮は したたかな絶望を 敢然と孕まねばならぬ 何度でも 何度でも 何度でも ──茨木のり子「民衆のなかの最良の部分」より(『現代詩文庫20 茨木のり子詩集』)

先週に引き続き、火星(闘争・燃えたつ力)と土星(責任・節制)が協力関係を結んでいます。「仲間」に誰を選ぶのか、誰と連帯するのかを考えることになりそう。

また、太陽に木星(成長・拡大)が接近し、重なろうとしていきます。それにより、個人個人の思いや行動がとても目立ち、意味のあるものとして見えてきそうです。

4日には水星(思考・コミュニケーション)が牡牛座エリアに移動し、冥王星(破壊と再生)と繋がります。極端な意見や思想が世の中に出てくるかもしれません。

今週は6日に天秤座エリアで満月があります。満月は、新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。昨年9月の天秤座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。

新月で定められたテーマは、「世界と自分は深く繋がっていて、切り離せはしないと覚悟すること」でした。そしてこの満月のタイミングで、その覚悟がしっかりと決まりそうです。

この半年の間、「変わりゆく世界」を意識し、過酷な運命を乗り越えるためのミッションについて秘密の相談をし、意見のすり合わせをすることがテーマでした。想定以上の世界の歪さや目まぐるしさに直面する場面もあったでしょう。

今週は、世の中の「悪い部分」は簡単に取り除くことはできないと理解し、むしろそこにフォーカスし深く知っていくことが重要だとわかるタイミングです。

敵に見えるもの、禍々しいものの正体を知ることが求められます。角度を変えた観察と理解。想像力を持つことが解決の糸口になりそうです。

天秤座の星模様

自己改革

先週から、火星と土星は調和的に繋がっています。その影響は仕事の場面に表れます。仲間の意欲を高めつつ、全体を安定させることが求められるようなイメージです。

また、太陽に木星が接近していくと、たくさんの人に出会え、良縁と繋がるチャンスも訪れそうです。今、パートナーを探している人は積極的に動くべきタイミングです。

4日の水星(思考・コミュニケーション)と冥王星(破壊と再生)の繋がりの影響で、「自分らしさ」が何からできているのかがクリアにつかめそうです。一番居心地の良い「自分」が見えて、喜びに溢れるでしょう。 

今週6日の満月は、「自分自身」を意味する天秤座エリアで起きます。昨年9月の天秤座新月は「相手との出会いから深く学び、隔たりをなくしていくことで、自分に相応しい環境に導かれること」がテーマでした。

この満月では、自分と相手の個性を尊重し、立場や価値観の違いについてしっかり考えること。そして、安易に「敵と味方」に分けることをせず、絶対的な善も悪もない世界の曖昧さをそのまま見つめることが大事です。

寛容さ、広い視野が必要だと気がつく。それこそが、真に公平かつ愛ある判断をする能力につながります。

左から齋藤精一、服部滋樹。柴田文江、倉本 仁

未完成なものから可能性を見出す。大阪・関西万博から生まれる“共創”のデザイン

語る / PR