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2月20日〜2月26日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の乙女座(8/23~9/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「『本当の自分』、『本当の誰か』というコンセプトから解放されることは、帰属性のアイデンティティは一つしかないと思い込むことからの解放に似ている。
たった一つでなければならず、たった一つであることが素晴らしいのだという思い込みから外れること。」
──『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』ブレイディみかこ

今週は20日に魚座エリアで新月が起こります。この新月は「心理的に安全な場所を見つけていく」といったテーマを持ちます。

自分も他者も、どんな扱いをされたら喜び、悲しむのか。それをクリアにしていくこと。

自分にとって価値のあるものを、その価値を共有していないその他大勢に触られないように保護するイメージです。そして、他の場所に行けば大切なものを分かり合える人に出会えると気づく週です。

それが、「帰属性のアイデンティティは一つしかないと思い込むことからの解放」でもあります。

柔軟にいくつもの場所に属したり、ときには自然な自分でいられる場所に避難したりすること。話題やテンション、フィーリングの種類によって、流動的に多様な人たちと繋がるタームの始まりです。

また、差別や不平等に気づいていない人たちに、「強い言葉」を浴びせてショック療法を試みる人が現れそうです。それによって、多くの人が目を覚まし、時代を察知する能力を得られるようになります。

人々は既存のものにうんざりしだし、まったく新しいものへ期待を込めるようになります。改革を願う心が社会に広がっていきそうです。

ただ、意見の食い違う誰かを説得しようとしても、理解してもらうのに骨が折れる。もし、伝えたい何かがあるのなら、物事の裏表両方の視点を持ちながら考え、対話すると良いでしょう。

新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。

そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「大切なものを自分でまもる」というところは共通します。

宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の魚座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

また、22日には、占星術上で大きな影響力を持つロイヤルスターのひとつフォーマルハウトという恒星が太陽のそばにいます。

遠大な想像力が世界全体に広がり、希望が輝いたり、高い理想が掲げられたりします。直感とひらめきで道がひらかれていくタイミングかもしれません。

乙女座の星模様

他者への信頼は自己への信頼から

今週20日の新月は「柔らかな心を守れる関係を結ぶ」がテーマになります。新月は「人間関係・社交の部屋」であり、結婚やパートナーシップを表す場所で起こります。

誰かを信じたり、愛したりすることは怖いことでもあります。

乙女座は、他のサイン(星座)よりも「失敗したらどうしよう」「騙されるかもしれない」と考えがちです。でも、誰かのそばで役立つことを重要な使命としているのもまた乙女座です。

今週の新月は、自分の繊細さを理解した上で、誰になら自分がうまく順応し、負担が少なく寄り添えるのかを判断していくタイミングです。

そのときに、好きなものが同じ人を選ぶのもいいですが、実は苦手なものが似ている人という観点が大事です。同じものを苦手とする人といれば、ストレスが減らせます。

また、新月のタイミングでは、水星(知性・コミュニケーション)と火星(勇気・闘争)が仲良くコンタクトしあい、水星には牡羊座エリアを運行する木星(成長・拡大)が調和して繋がっています。

それによって、これまで現場で得た知識や経験によって、危機を察知して職場で注意喚起ができそうです。それが大活躍に繋がります。煙たがられるかもなどと思わずに、爽やかに上司や同僚をサポートしていきましょう。

アファメーションは、「良いパートナーシップ」「安心感のある他者との関わり」について天に宣誓すると良いでしょう。例えば、「リラックスできる伴侶を得ました」「本音で付き合える人ができました」などです。

また、20日は金星(愛と喜び、幸運)が「共有財産・親密な関係の部屋」「絆を深めるギフト」を意味する場所に入ります。

その影響で貰い物運が高まりそうです。良い運気を活用するには、素直に感謝してそれを受け取ることが大切です(〜3月17日)。

横から見たBMW iX2/X2

写真家・三部正博が切り取る、「BMW iX2/X2」のある風景

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