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2月20日〜2月26日 牡牛座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の牡牛座(4/20~5/20生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「『本当の自分』、『本当の誰か』というコンセプトから解放されることは、帰属性のアイデンティティは一つしかないと思い込むことからの解放に似ている。
たった一つでなければならず、たった一つであることが素晴らしいのだという思い込みから外れること。」
──『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』ブレイディみかこ

今週は20日に魚座エリアで新月が起こります。この新月は「心理的に安全な場所を見つけていく」といったテーマを持ちます。

自分も他者も、どんな扱いをされたら喜び、悲しむのか。それをクリアにしていくこと。

自分にとって価値のあるものを、その価値を共有していないその他大勢に触られないように保護するイメージです。そして、他の場所に行けば大切なものを分かり合える人に出会えると気づく週です。

それが、「帰属性のアイデンティティは一つしかないと思い込むことからの解放」でもあります。

柔軟にいくつもの場所に属したり、ときには自然な自分でいられる場所に避難したりすること。話題やテンション、フィーリングの種類によって、流動的に多様な人たちと繋がるタームの始まりです。

また、差別や不平等に気づいていない人たちに、「強い言葉」を浴びせてショック療法を試みる人が現れそうです。それによって、多くの人が目を覚まし、時代を察知する能力を得られるようになります。

人々は既存のものにうんざりしだし、まったく新しいものへ期待を込めるようになります。改革を願う心が社会に広がっていきそうです。

ただ、意見の食い違う誰かを説得しようとしても、理解してもらうのに骨が折れる。もし、伝えたい何かがあるのなら、物事の裏表両方の視点を持ちながら考え、対話すると良いでしょう。

新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。

そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「大切なものを自分でまもる」というところは共通します。

宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の魚座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

また、22日には、占星術上で大きな影響力を持つロイヤルスターのひとつフォーマルハウトという恒星が太陽のそばにいます。

遠大な想像力が世界全体に広がり、希望が輝いたり、高い理想が掲げられたりします。直感とひらめきで道がひらかれていくタイミングかもしれません。

牡牛座の星模様

バザールの雑踏から

今週20日の新月は「友情の宝珠を守る」がテーマになります。新月は「友情」「人脈」や「抜擢運」を意味する場所で起こり、未来への期待を高めます。

今まで、社交といえば、いろいろな商品を一緒くたに絨毯の上に並べるバザールのような場でした。けれどこの新月からは、少し違う形を目指すことになります。

それは、バザールの喧騒のなかで、自分の大切な商品が道ゆく人に勝手にベタベタと触られないように保護するイメージ。大事な商品は店の奥に置き、丁寧な扱いのできる客にだけ手に取ることを許す、というような線引きをすることです。

玉石混交の交友関係の、「玉」を増やせるように意識しましょう。友情の名の下に粗雑に扱ってしまっていた相手、もしくは自分をそう扱っていた相手がいなかったか見直しの時。

また、新月のタイミングでは、水星(知性・コミュニケーション)と火星(勇気・闘争)が仲良くコンタクトしあい、水星には牡羊座エリアを運行する木星(成長・拡大)が調和して繋がっています。

それによって、仕事のオファーレターが届くかもしれません。このオファーに対して自分の要望や条件を伝えても、うまく受けてもらえないかもしれません。

けれども、こちらから具体的な提案をしていくことで、解決しそうです。相手の立場になってプレゼンしてみましょう。

アファメーションは「人脈運拡張」「運命的な出会い」について天に宣誓すると良いでしょう。例えば、「自然体でいられる友人ができました」「天職と結び付けてくれるキーパーソンに出会いました」などです。

また、20日は金星(愛と喜び、幸運)が「無意識」や「人には見せない秘密」「バックヤード」を意味する場所に入ります。

その影響で「秘密の楽しみ」が増える運気が始まります。(〜3月17日)こっそりと水面下で、自分を潤していきましょう。

音楽家・荒谷翔大

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