Feel

2月20日〜2月26日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23~12/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「『本当の自分』、『本当の誰か』というコンセプトから解放されることは、帰属性のアイデンティティは一つしかないと思い込むことからの解放に似ている。
たった一つでなければならず、たった一つであることが素晴らしいのだという思い込みから外れること。」
──『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』ブレイディみかこ

今週は20日に魚座エリアで新月が起こります。この新月は「心理的に安全な場所を見つけていく」といったテーマを持ちます。

自分も他者も、どんな扱いをされたら喜び、悲しむのか。それをクリアにしていくこと。

自分にとって価値のあるものを、その価値を共有していないその他大勢に触られないように保護するイメージです。そして、他の場所に行けば大切なものを分かり合える人に出会えると気づく週です。

それが、「帰属性のアイデンティティは一つしかないと思い込むことからの解放」でもあります。

柔軟にいくつもの場所に属したり、ときには自然な自分でいられる場所に避難したりすること。話題やテンション、フィーリングの種類によって、流動的に多様な人たちと繋がるタームの始まりです。

また、差別や不平等に気づいていない人たちに、「強い言葉」を浴びせてショック療法を試みる人が現れそうです。それによって、多くの人が目を覚まし、時代を察知する能力を得られるようになります。

人々は既存のものにうんざりしだし、まったく新しいものへ期待を込めるようになります。改革を願う心が社会に広がっていきそうです。

ただ、意見の食い違う誰かを説得しようとしても、理解してもらうのに骨が折れる。もし、伝えたい何かがあるのなら、物事の裏表両方の視点を持ちながら考え、対話すると良いでしょう。

新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。

そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「大切なものを自分でまもる」というところは共通します。

宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の魚座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

また、22日には、占星術上で大きな影響力を持つロイヤルスターのひとつフォーマルハウトという恒星が太陽のそばにいます。

遠大な想像力が世界全体に広がり、希望が輝いたり、高い理想が掲げられたりします。直感とひらめきで道がひらかれていくタイミングかもしれません。

射手座の星模様

壊れ物注意

今週20日の新月は「共存」がテーマになります。新月は、「家族と家庭の部屋」であり、基盤や帰属する場所・コミュニティを表す場所で起こります。

射手座は感傷的なモードが苦手で、カラッとしています。対して、今回新月が起こる魚座は、感情に寄り添うこと、寄り添われることを重視していて、その部分を雑に扱われるのが苦手です。

安心感を持てるコミュニティに長くいると、その関係性に胡坐をかいて、互いに扱いがぞんざいになることがあります。

親しいからこそ労わりとデリカシーが必要になるのだと、心の取り扱いについて学べるタイミングです。相手の心も自分の心も壊れ物だと思って扱うくらいでちょうど良いです。

互いの心の柔らかさを気遣うことがうまく共存していく鍵になります。

また、新月のタイミングでは、水星(知性・コミュニケーション)と火星(勇気・闘争)が仲良くコンタクトしあい、水星には牡羊座エリアを運行する木星(成長・拡大)が調和して繋がっています。

それによって、目の前にライバル(パートナー)が現れ、その人の語る言葉で未来や希望を見出すことができそうです。今まで見えなかったものが見えてきそうです。

アファメーションのテーマは、「居場所について」天に宣誓すると良いでしょう。例えば、「安心感のあるチームになりました」「居心地の良い家になりました」などです。

また、20日は金星(愛と喜び、幸運)が、「創造性とレクリエーションの部屋」であり喜びや楽しい遊びを表す場所に入ります。その影響で恋愛運やレジャー運が高まります。嬉しいことも増えそうです(〜3月17日まで)。

ゆりやんレトリィバァ

「ダンプさんのすごさを身をもって知った」ゆりやんレトリィバァが語る、『極悪女王』の舞台裏

見る / PR