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2月6日〜2月12日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23~12/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「もつと強く願つていいのだ/わたしたちは幾種類ものジヤムが/いつも食卓にあるようにともつと強く願つていいのだ/わたしたちは朝日の射すあかるい台所がほしいと/すりきれた靴はあっさりとすて/キユツと鳴る新しい靴の感触を/もつとしばしば味いたいと」
——茨木のり子「もっと強く」抜粋

今週のポイントは、6日の獅子座エリアでの満月です。「新月」で蒔いた種を「満月」で収穫する、というサイクルがあります。

昨年7月の獅子座新月のテーマは「私たちの財産や豊かさ」について考え、富の再分配をどのようにしていくのかを検討することでした。

その落としどころ(収穫)としての獅子座満月では、とりあえず今あるものを大事にし、堅実に歩んでいこうという気持ちになります。

これは良い意味では「日常の中でのささやかな豊かさに感謝して喜ぶ」、悪い意味では「現状維持以上のことを考えられず、理不尽さや苦境を諦めの境地で受け入れる」と言えます。

満月には牡牛座エリアを運行する天王星(改革・刷新)が激しい角度でぶつかっています。

そのため、「本当にこれでいいのだろうか?」「理想を捨ててはいけない」と疑問や問題提起が差し込まれています。

現状に不具合があるときに、まったく見当外れで本質から離れた解決策が提示されることがあります。満月にぶつかる天王星は、そんな世の中をも厳しく批判してきます。

小手先の案ではなく、問題が生じた根本原因に目をやって全く新しい方法を選ぼう、というメッセージです。

また、太陽と天王星、火星(意欲・闘争心)と金星(愛と喜び)の殴り合いが週半ばまで続きます。仕事であれ、人間関係であれ、変わることを望むのであればこのタイミングを活かすとよさそうです。

12日には水星(知性・コミュニケーション)が水瓶座エリアを運行し始めます。感情より論理を優先して物事を進めていけそうです。

さらに、俯瞰的な見方が冴え、膨大な資料や情報をまとめる業務も捗るでしょう。長期的な新しい目標も見つかりそうです。年度末の忙しさを助けてくれる水星です。

射手座の星模様

面舵いっぱい

射手座は、“ここではないどこか”に向かっていこうとする性質があります。獅子座新月から満月の半年間のタームでは、向上心をもって自己改革をしようとした人も多かったのではないでしょうか。

特に、火星(意欲・闘争心)が射手座の正面を運行していたこともあり、自分の未熟さを思い知ったかもしれません。

今回の満月は、成長を実感できるとき。半年前は背伸びをして、身の丈に合わないものを望んでいたけれど、今は日常の中にこそ特別な喜びがあると思えています(童話の「青い鳥」にも似ています。幸せを探しに遠くに行くものの、幸せは自宅にあると気づくこと)。

自制心や忍耐力が身についたと気づく機会も、今週はありそうです。もし、“ここではないどこか”を求め続けたとしても、そこに慎重さや余裕を持てそうです。

今週半ばまで、太陽と天王星がハードに刺激し合うので、誰かと話す中でびっくりするようなことを知るかもしれません。そのことによって新しく選択肢が増えるイメージもあります。

話し合いの場では、忌憚なく意見を出しましょう。大きな実りを得られそうです。

また、火星と金星がせめぎ合っているパワーを活かして、家族やパートナーと楽しい時間をつくれそうです。脱マンネリと、今までやったことのないアクティビティにチャレンジしてみるのも良いでしょう(ただし、強引に引っ張っていくのはNGです)。

音楽家・荒谷翔大

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