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2月6日〜2月12日 双子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の双子座(5/21~6/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「もつと強く願つていいのだ/わたしたちは幾種類ものジヤムが/いつも食卓にあるようにともつと強く願つていいのだ/わたしたちは朝日の射すあかるい台所がほしいと/すりきれた靴はあっさりとすて/キユツと鳴る新しい靴の感触を/もつとしばしば味いたいと」
——茨木のり子「もっと強く」抜粋

今週のポイントは、6日の獅子座エリアでの満月です。「新月」で蒔いた種を「満月」で収穫する、というサイクルがあります。

昨年7月の獅子座新月のテーマは「私たちの財産や豊かさ」について考え、富の再分配をどのようにしていくのかを検討することでした。

その落としどころ(収穫)としての獅子座満月では、とりあえず今あるものを大事にし、堅実に歩んでいこうという気持ちになります。

これは良い意味では「日常の中でのささやかな豊かさに感謝して喜ぶ」、悪い意味では「現状維持以上のことを考えられず、理不尽さや苦境を諦めの境地で受け入れる」と言えます。

満月には牡牛座エリアを運行する天王星(改革・刷新)が激しい角度でぶつかっています。

そのため、「本当にこれでいいのだろうか?」「理想を捨ててはいけない」と疑問や問題提起が差し込まれています。

現状に不具合があるときに、まったく見当外れで本質から離れた解決策が提示されることがあります。満月にぶつかる天王星は、そんな世の中をも厳しく批判してきます。

小手先の案ではなく、問題が生じた根本原因に目をやって全く新しい方法を選ぼう、というメッセージです。

また、太陽と天王星、火星(意欲・闘争心)と金星(愛と喜び)の殴り合いが週半ばまで続きます。仕事であれ、人間関係であれ、変わることを望むのであればこのタイミングを活かすとよさそうです。

12日には水星(知性・コミュニケーション)が水瓶座エリアを運行し始めます。感情より論理を優先して物事を進めていけそうです。

さらに、俯瞰的な見方が冴え、膨大な資料や情報をまとめる業務も捗るでしょう。長期的な新しい目標も見つかりそうです。年度末の忙しさを助けてくれる水星です。

双子座の星模様

没頭するのは

最新の情報にアンテナを立て、自分の生活にもいち早く取り入れることができるのは双子座です。獅子座新月から満月の半年間のタームでは、「流行」に乗るか乗らないか、がテーマにありました。

この時期に新しい習い事を始めていれば、今週は、その手応えや成果が出てきているかもしれません。

「流行」に乗るのは楽しいことでもありますが、今週の満月では、「流行」を消費することに飽きてきそうです。

むしろ、流行を創る方に興味が湧きそう。もしくは、歴史や伝統文化など、昨今のはやりからは大きく外れたものを、隠者のように深く学びたくなってきそうです。人がやらないような方法で、愛を深めていくかもしれません。

今週半ばまで、太陽と天王星がハードに刺激し合います。

天王星が運行するのは「無意識」や「オカルティズム」の場所です。世界や魂の秘密を暴くようなジャンル(神智学・歴史・神秘体験)に興味が出てくるかも。

もしくは急激に直感力が高まり、不思議な夢を見るかもしれません。水星が水瓶座エリアを運行し始めると、より面白い情報が手に入りそうです。

また、火星と金星がせめぎ合う影響で、いつの間にか仕事の依頼が増え、嬉しい状況が訪れそうです。

ただ、安請け合いをしやすく、息継ぎをするのも難しいくらいに忙しくなりそうです。仕事を受けるときはなるべくゆとりを持ったスケジュールにしましょう。

左から齋藤精一、服部滋樹。柴田文江、倉本 仁

未完成なものから可能性を見出す。大阪・関西万博から生まれる“共創”のデザイン

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