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12月26日〜1月1日 山羊座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の山羊座(12/22~1/19生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「技術の進歩は生活のテンポを速め、人々の時間を奪い取る。貿易取引の増加、物や人の移動の増大は、匿名化を促進し、地域共同体を解体していく。西洋ではこうした動向には『開発』というよりも、『進歩』というレッテルが貼られる。」
──『懐かしい未来ーラダックから学ぶ』ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ


占星術の「ホロスコープ」とは、円形(360°)の空を12のサイン(星座)で均等に区切ったものです。360°÷12=30°なので、ひとつのサイン(星座)は30°の幅(エリア)を持ちます。

山羊座全体には「集団を統率して、実利を追求する」という象意があります。

今週、太陽は山羊座エリアの5°〜11°を移動し、このエリアには「共同体に骨をうずめるかのように全身で奉仕する」という意味がつけられています。

太陽は、牡牛座エリアを運行する天王星(改革・刷新)と調和的に繋がります。

山羊座と牡牛座は「地のエレメント」に属し、「お金(財産)」に深く関与しています。この2サイン(星座)の組み合わせにより、政府から、新しく財産(税金)に関する政策案が打ち出され、(国民の反対があろうとも)推し進めていこうとするかもしれません。

29日に水星(情報・コミュニケーション)が逆行を開始し、2023年1月1日には山羊座エリアで金星と冥王星が重なります。

すると、今まで体制に従順であったのが、疑問を抱くように。形の見えない「みんな」の欲望を自分自身の欲望のように思っていたこと、顔の見えない誰かの思惑に踊らされていたことに気づき、少しずつ解放される空気が満ちていきます。

今の構造とは別に、オルタナティブな社会の仕組みが自然発生的に表れる気配。

既にある民間の子供食堂やフードバンクのようなものがもっと大きく育ち、困窮している人がたくさんいることが可視化されるかもしれません。社会に必要な公的援助や税金の使い方について、多くの人が注目することになりそうです。

山羊座の星模様

パワーアップ!

今週は太陽・水星・金星・冥王星が「自分自身」の部屋である山羊座エリアにあります。

ここは「アイデンティティ」や「肉体的な存在としての自分」「基盤としての要素」を表す場所になります。ここに天体がたくさん運行していると、その天体たちのパワーが山羊座に流れ込んでくるようなイメージになります。

山羊座は規律や伝統を重んじる性質を持ち、仕事を愛する人も多く、慎重で努力家の傾向があります。一方で支配星である土星の気質も強く受け、ネガティブな思考に偏ることもあります。心配性で怖がりな面も特徴です。

今週は、山羊座エリアに太陽が運行し、「自分(山羊座)らしさ」に磨きがかかります。

金星(愛と喜び)がいるので魅力も高まりそう。さらに棚ぼたで嬉しいことが起きるかもしれません。水星がいることにより、知力を発揮できるような感覚になり、言葉がスラスラ出てきます。プレゼン能力が高まったり、仕事で説得力が増すような作用があるかもしれません。

先週に引き続き、木星は、山羊座にとって「家族と家庭の部屋」であり、基盤や帰属する場所やコミュニティを表す場所を運行しています。家族に関する用事が増えるタイミングになります。家族や仲間との様々な出来事によって精神的な成長を促されることがありそうです。足元を耕し、若木を植えるようなイメージがあります。

29日から逆行する水星は魚座エリアを運行している海王星(夢やスピリチュアリティ)と調和的に繋がります。幼馴染みや昔馴染みの誰かに遭遇するかもしれません。互いに変わってしまったことを確認して不思議な気持ちになりそうです。

〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉を着て画家・友沢こたおが新しい表現を模索する日々

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