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11月28日〜12月4日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の乙女座(8/23~9/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「欲しがってくださいあらゆる避雷針抜けて轟くような祝いを」

──『悪友』榊原紘

ここではないどこかを目指し、外の世界に飛び込んで己を知るための学問。ここではないどこかを望みながら修行に励む宗教。ここではないどこかを探求しながら、理性によって物事の根源のあり方を知ろうとする哲学。

これらは全て「射手座的」なものになります。 

今週は射手座エリアに太陽・水星(知性・コミュニケーション)・金星(愛と喜び)の3天体が運行し、魚座エリアに海王星(夢幻・スピリチュアル)、木星(拡大・膨張)、双子座エリアに火星(意欲・闘志・トラブル)が運行しています。

これらの6天体全てがじわりと互いに刺激し合っています。

この配置のうち、射手座は虚実の境目がはっきりしない、大げさな理念に燃え、魚座は魂の世界や地球や宇宙全体の平和を祈るパワーで満ちています。

金星はなんでもキラキラとスイートにし、海王星はとろけて空想を広げる作用を持ち、木星はそれをさらに増幅させていきます。これらが合わさり相乗効果で「夢や理想」がどんどん非現実的になります。

このメルティなイメージに対して厳しい突っ込みをするのが、火星です。

火星は土星(責任・節制)を味方につけ、論理的、現実的、実現可能な手法を模索し、その先にある「理想と目標」を求めていきます。

どうやったら、理想郷を本当の世界につくり出していくことができるのだろうか、と試行錯誤をするタイミングになります。苦しみや行き詰まりがあったとしても、そこにある喜びや希望を見落とさない鋭い知性。

みんなで一緒に「理想の世界」をイメージし、その方法を現実のものとして考えること。

また、土星には天王星(改革・刷新)が激しくぶつかる配置が、2021年1月から断続しています。この2天体のぶつかり合いは今週末にようやく緩まっていきますが、「世の中の変革すべき悪い部分」が浮き彫りにされるような出来事が起こりやすい時期です。

暗い雲が垂れ込める不穏な嵐の最中でも、光を見つけ、求めるたくましさを持ちましょう。

乙女座の星模様

ブレーキをかけながら

木星は「パートナーシップ」を意味する場所を運行し、入籍や契約には良い時期です(今週含む〜12月20日)。しかし、双子座エリアには今週を含む来年の3月まで火星が運行しています。

この火星は乙女座とぶつかり合う位置にあり、仕事が燃え盛るように忙しくなりそうです。

火星は情熱や意欲、そして“苛立ち”も司ります。双子座と乙女座の両サインの象意に「神経」があることから、この時期は小さな出来事にもピリピリしやすく、他人にも自分にも否定的な気持ちが起きやすいと言えます。

さらに、この火星に対し海王星が激しくぶつかる位置にいることで、「曖昧でいい加減な人」が現れやすく、ストレスを感じるかもしれません(とくに週前半)。

対人の場面での精神的な疲れが出やすいので、しっかりと自分一人の時間をつくり、休息をとるようにしましょう。

この火星に土星が味方をしていることで、仕事が大量に増え、それを捌くために(余儀なく)効率化が進みそうです。

火事場の馬鹿力。スキルの上達や、裏技開発、もしくはアウトソーシングなど。分担の見直しもありそうです。仕事を抱え込まないように気をつけましょう。

先週に引き続き、太陽・水星・金星は「地元」や「家族」など帰属(所属)意識をもたらす存在を意味する場所を運行し、家族や仲間と交流する時間が増えるかも。もしくは自室の片づけや模様替えに意欲が湧いてくるかもしれません。

〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉を着て画家・友沢こたおが新しい表現を模索する日々

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