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11月28日〜12月4日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22~7/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「欲しがってくださいあらゆる避雷針抜けて轟くような祝いを」

──『悪友』榊原紘

ここではないどこかを目指し、外の世界に飛び込んで己を知るための学問。ここではないどこかを望みながら修行に励む宗教。ここではないどこかを探求しながら、理性によって物事の根源のあり方を知ろうとする哲学。

これらは全て「射手座的」なものになります。 

今週は射手座エリアに太陽・水星(知性・コミュニケーション)・金星(愛と喜び)の3天体が運行し、魚座エリアに海王星(夢幻・スピリチュアル)、木星(拡大・膨張)、双子座エリアに火星(意欲・闘志・トラブル)が運行しています。

これらの6天体全てがじわりと互いに刺激し合っています。

この配置のうち、射手座は虚実の境目がはっきりしない、大げさな理念に燃え、魚座は魂の世界や地球や宇宙全体の平和を祈るパワーで満ちています。

金星はなんでもキラキラとスイートにし、海王星はとろけて空想を広げる作用を持ち、木星はそれをさらに増幅させていきます。これらが合わさり相乗効果で「夢や理想」がどんどん非現実的になります。

このメルティなイメージに対して厳しい突っ込みをするのが、火星です。

火星は土星(責任・節制)を味方につけ、論理的、現実的、実現可能な手法を模索し、その先にある「理想と目標」を求めていきます。

どうやったら、理想郷を本当の世界につくり出していくことができるのだろうか、と試行錯誤をするタイミングになります。苦しみや行き詰まりがあったとしても、そこにある喜びや希望を見落とさない鋭い知性。

みんなで一緒に「理想の世界」をイメージし、その方法を現実のものとして考えること。

また、土星には天王星(改革・刷新)が激しくぶつかる配置が、2021年1月から断続しています。この2天体のぶつかり合いは今週末にようやく緩まっていきますが、「世の中の変革すべき悪い部分」が浮き彫りにされるような出来事が起こりやすい時期です。

暗い雲が垂れ込める不穏な嵐の最中でも、光を見つけ、求めるたくましさを持ちましょう。

蟹座の星模様

温かな言葉

今週、木星と冥王星が調和的に繋がる影響で、「大切な人のためにもっと強くなりたい」という気持ちが湧き上がってくるかもしれません。より良い環境に移れるよう、資格取得の勉強を始めるのも良いでしょう。

火星が「無意識」や「目に見えない秘密の場所」を運行していることにより、自分自身に対する力不足、自信のなさが浮き上がってくるタイミングになります。

変わった方が良いと頭では分かっているのに、心の奥では、変わりたくないと思っているのかもしれません。

その尻込みしている気持ちを、前向きに変えるには、何はともあれ動いてみることです。動きながら、自分にぴったりとフィットするような居心地の良い場所を探すことです。

土星と火星が調和的に繋がることで、過去にかけられた言葉が、心の支えになってくれていることを実感できそうです。

心が弱くなってしまうときに浮かぶ誰かの顔。可愛がってくれていた今は亡き誰かの温かい言葉。もしくは、会えないでいる遠方の優しい祖父母を思い出すかもしれません。

先週に引き続き、太陽・水星・金星が射手座エリアを運行しているので、楽観的な気持ちでフットワーク軽くいることが開運となっていきます。自他共に手厚いケアをするのも大切です。

俳優の晃平

〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉を着て俳優・晃平が切り拓く演技の道

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