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10月3日〜10月9日 双子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の双子座(5/21~6/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「山も川も、草も木も、水や土も、そして人間も、森羅万象は、それぞれが気を発しながら、全体性をつくり上げる運動に関わっている。全体性は、山川草木や水土や人間が制御できるようなものではない。人間はむしろ、その全体性に応じて動くちっぽけな存在でしかない。」
──『一億年の森の思考』奥野克巳

占星術は、天体やサイン(星座)と地上の万物とが互いに照応しているという考えで成り立っています。

9日に順行に戻る「冥王星」は、ギリシア神話では冥府の王であるプルートに当てはまり、「死と再生」を司ります。

元素の「プルトニウム」にもつながり、星空を解読する上では、地上(人間)から一番遠いところにある人知を超えた力として扱われます。人間がコントロールすることが難しい、運命や時代の流れに関わるものと意味づけられています。

冥王星は、山羊座エリアから水瓶座エリアに向かっていきます。この動きに合わせ、今週から来年にかけて、さらに時代が急速に変化をしていくかもしれません。

人間がコントロールできるものを過信することなく、運命の流れにも眼差しを向けていくことが大切になります。

今週は、水星(知恵・情報)と、海王星(夢や集合的無意識)、冥王星が調和の図を描いています。

運命的な出来事が起こる前の霊感的な閃きや、予兆、夢からのメッセージがありそう。世界を揺るがすような情報が駆け巡りそうです。

また、「コミュニティ」や「社会」という小さな単位ではなく、より大きな「人間の世界全体」を意識せざるを得ない場面が繰り広げられるかもしれません。

また、火星(闘争・燃えたつ力)と土星(責任・節制)が協力関係を結び、週後半になるほどに太陽とも調和的、協力的な配置になっていきます。太陽には、天秤座の支配星(守護星)である金星(愛と喜び)が近づいていき、希望の光が灯されていくような雰囲気があります。

具体的に世界を変えるための思考の実験が行われるようなイメージです。自分も、自分を取り囲む社会も、手探りでありつつも「変わること」に対してポジティブになれそうです。

双子座の星模様

舌禍に気をつけて

今週、水星が双子座に届けるのは、冥王星と海王星のエッセンスを含んだメッセージ。「大きな流れに身を任せてみましょう」です。

しかし、そう言われても、双子座エリアに火星(意欲・闘争心)が運行しているので、反骨芯が湧き上がってきそうです。反発や拒絶を闘争心や向上心に昇華することで、一皮剥けられそうです。とはいえあまりアグレッシブにならないようにしましょう。勇み足注意です。

火星は今週を含め、来年の3月まで双子座エリアを運行しています。

火星の力を持て余すとイライラしがちになり、余計な一言をつい言ってしまうかもしれません。筋トレなどでエネルギーを発散することをおすすめします。

太陽と金星が「創造性・自己表現」の部屋を運行し、あれこれやりたいことが増えていきそうです。マイペースを保ち、自分の描きたいもの、作りたいものに集中しましょう。会いたい人がいるならば、思い切って会いに行くのもおすすめです。

土星は「専門的な学び・ここではないどこか」の部屋を逆行中。今までに旅行した場所を思い出したり、過去に学んだことを振り返ってみると大きな収穫がありそうです。

カンパノラ 宙顕

その文字盤には、宇宙の輝きを込めて。「カンパノラ」の“宙顕”と“星顕”

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