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8月8日〜8月14日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の乙女座(8/23~9/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「シャーマンになるということは、差異を理解し適応していくプロセスだと言えるでしょう。またシャーマンになるということは、今立ち起きてメタモルフォーゼの過程に身を置くことです。」
――セバスチャン・ボー/コリーヌ・ソンブラン『シャーマン 霊的世界の探求者』

12日、太陽(メインテーマ)は獅子座エリア、月(心理・個人・習慣)は水瓶座エリア、天王星(改革・刷新)は牡牛座エリアを運行します。

月は太陽の真正面にくることで、満月となります。月には土星(節度・制約)が寄り添い、思考と感情と肉体のバランスを保つ大切さを説いているかのようです。

また、太陽と月に対して、天王星が激しくぶつかり合う配置になっていることから、今回の満月が“目覚めのスイッチ”を押すようなタイミングです。

半年前の水瓶座新月のテーマは、「頭で考えることは大事。しかしそれ以上に時代の潮流を敏感に察知し、肉体性や現実に起きていることをしっかりとベースにして今の対処と未来を思い浮かべること」でした。

今週の満月で、このテーマの実りを収穫していきます。

この満月のキーワードは「シャーマン」です。目に入る全てのものからメッセージを得る直感力や第六感、自然と交歓する喜び。

霊的なものを大切にしつつ、それに振り回されない軸の安定感。魂の熱狂で生命力を取り戻すようなイメージです。

満月などの天球のイベントが各星座にどう影響するかは、それがそれぞれの星座から見てどんな意味の場所で起きるかによって、変わります(この場所は「ハウス」と呼ばれ、1から12までのハウスがあります)。

火星(情熱)と冥王星(運命のように強い力)、海王星(スピリチュアリティ)が調和的に繋がる影響が、目には見えないところで動いているかもしれません。

強く思い込んでいた“常識”が解けていくような作用があるようです。

目に見えないものを相手にしながらも、実は目に入ってくるもの全てが大いなる存在からのメッセージのような、不思議なシンクロニシティがあるかもしれません。

乙女座の星模様

健康優先

12日の満月は「奉仕的労働」と「健康」「他者適応」を意味する場所(6ハウス)で起こります。

乙女座自身も6ハウスと似たテーマを持っており、他者や物事に対して「過剰適応」しやすい性質があります。

今年の1月頃から、自分自身がどのように外側の世界と関わっているのかを確認して、セルフケアに必要なものに取り組むかがテーマでした。

求められているものに対して、どれだけ無理をせずに出力できたのかを、振り返ってみましょう。仕事の合間のストレッチや、息抜きのお茶休憩をルーティンに取り入れていたとしたら、それを継続していきましょう。

変革をもたらす天王星が牡牛座エリアを運行している影響により、学びたいことがたくさん増え、あれこれスキルアップするような取り組みをしているかもしれません(2019〜2026年)。

こだわるところと、こだわらないところのメリハリをつけて、どんどん学ぶこと。

また、12日には金星が、獅子座エリアを運行し始めます。理由のない自己肯定感を育てていけるタイミングです。瞑想やヨガも良いでしょう。

火星と冥王星、海王星が調和的に繋がると、パートナーや契約相手の上手なフォローをしていくようなことが起きそうです。

何かに夢中になってしまうと周辺が見えなくなるような相手に、「Aを行ったらBという答えがでてきますよ」と近い未来を教えてあげるような役割。

夢見がちな人に現実を見てもらうことがありそうです。

14日に、太陽と土星、天王星の3天体が激しくぶつかり合い、そのパワーが巡ってくると、コンプレックスを刺激するような問題として表れることがあるかもしれませんが、客観的に物事を見つめる乙女座には対応可能なものでしょう。

先週に引き続き、乙女座の支配星(守護星)である水星が乙女座エリアを運行していることから、好調な運気です。テキパキと仕事を片づけて遊ぶ時間を確保しましょう。

左から齋藤精一、服部滋樹。柴田文江、倉本 仁

未完成なものから可能性を見出す。大阪・関西万博から生まれる“共創”のデザイン

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