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6月27日〜7月3日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23~12/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「民衆とは、無知ではあるけれども真実を見抜く能力はもっているのだ」
――『政略論』ニッコロ・マキャヴェッリ

新月は、年に12回ある「新しいスタート」「仕切り直し」「リセット」のチャンスです。

各星座ごとに新月のテーマが変わりますが、今回共通するテーマは「直感と理性の良いとこどり」です。

宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて“願掛け(アファメーション)”をすることで、半年後の蟹座満月のときにその宣誓が現実になっているかもしれません。

今週29日に蟹座エリアで新月が起こります。

この新月に対し、牡羊座エリアを運行している木星(成長拡大)が激しくぶつかっています。

人間の内側の荒ぶる野性に、良識の服を着せるような、トレーニングをする作用が生まれます。どんなふうに服を着せるかは、誰か理想的なお手本となる人を見つけて真似るといいでしょう。

野性や直感を抑えるのではなく、その生き生きとした生命力を保ちながらも、社会の良識やルールから逸脱しないようなイメージ。

そして、多くの人と理念を共有して練り歩き、広く世の中に働きかけるような場面です。社会の中で、自分がどのチームに所属したいのかを意識するような流れがあります。

誰を“手本”とするのかがポイントになりそうです。

また、今週は全体を通して、「世代的な事象」「社会全体を揺るがすもの」を司る冥王星と、意欲やバイタリティを司る火星がぶつかり合う配置が続きます。

この位置(山羊座28度)の冥王星は、新しい時代の兆しを見てきた人に似ています。

これが、今までとは違うアプローチによって社会や個人に大きな変化を促していきそうです。

それを受けて、火星(牡羊座26度)は、ありとあらゆる方法を手当たり次第に試すような活発さを発揮していきます。

社会的立場の逆転が生まれる“革命的な動乱”の要素もある配置なので、大きな事件や事故の勃発もあるかもしれません。

射手座の星模様

山あり谷あり

新月が蟹座エリアで起き、天王星が牡牛座エリアを運行することで、射手座から見て占星術の言葉で「ヨッド(神の指)」と呼ばれる形が浮かび上がってきます。

「ヨッド(神の指)」とは、全く理解できない要素を学び取り入れ、使いこなせなくてはならない、というプレッシャーを与える配置と言われています。

新月は新しいスタートや切り替え、天王星は改革や刷新力を司ります。この配置のイメージは、「師匠に弟子入りしてビシバシと鍛えられ、新しい技を覚えるまで修業が続く」ような光景に似ています。

このプレッシャー的なエネルギーを緩和し、助けてくれるのは、双子座エリアを運行中の、愛と喜びを司る金星と知性とコミュニケーションを司る水星です。

軽やかな対話ができる人にヒントをもらうことで、問題解決の糸口をつかめそうです。

冥王星と火星の影響は「創造性」や「恋愛」や「楽しいアクティビティ全般」といった、遊びや喜びを意味する場所に表れそうです。

つい最近までのりにのってクリエイションしていたのに急にスランプになったり、順調だと思っていた恋愛が、面白くないな、と気がついて喧嘩が起きたりするかも。

しかし、トラブルが起きたり、うまくいかないなと思っても、すぐに切り離すような判断はしない方が良いでしょう。

新月アファメーションは、「深く没入することで成長する」「しっかりコミットメントすることで得られる豊かさ」について天に宣誓すると良いでしょう。例えば、「親戚づきあいがうまくでき、評価を得ました」「しっかりと絆が結べ、信頼を得ました」などです。

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