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6月6日〜6月12日 魚座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の魚座(2/19~3/20生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「対話で得た結論は、いわば、知の“共有物”」
―― 山本貴光『BRUTUS 2021年7月1日号 大人の勉強案内』Study9より

西洋占星術で用いられる「ホロスコープ」は円形(360度)です。12サイン(星座)は概念上のものであり、ひとつのサイン(星座)は360度÷12=30度という、全て同じ大きさ(エリア)で分割されています。

今週は太陽が双子座エリアの16〜22度を運行し、社会に広がる全体テーマの主旋律を奏でます。

それは、雑踏のなかで語られる「言葉」が、集まって「群衆の言葉」となり、それが大きなエネルギー、大きな智慧へと進化するイメージです。

社会的な場面では、デモが盛り上がったり、政府の無茶な政策に対する反対の声が大きく上がったり、署名活動なども活発化するかもしれません。

自分一人では得ることができないものを得るタイミング。知性に飲み込まれるように触れて、今まで知らなかったことを受け入れ、バージョンアップしましょう。

対話で得た結論を多くの人と分かち合い、知の“共有物”にしていくことができそうです。

意欲とバイタリティを司る火星と、成長拡大を司る木星が、火のエレメントである牡羊座エリアを運行し、議論の熱が高まったり、行動的になる人が増えるかもしれません。

根拠なく自信がつくこともあるかも。ポジティブにこの天体の燃え盛る力を使うのは良いことですが、恐れるべきものはきちんと恐れる感覚をなくしてしまわないことが大切です。

また、時代を反映した問題や運命といった、大きなものを司る冥王星と、知性や情報を司る水星、夢やスピリチュアリティを司る海王星の調和的な配置があります。

集団から一歩離れ、自分の魂を海の底から拾い出し、過去も未来も愛おしみ、「美しい夢」を見ようとするようなムードが広がりそうです。

未来を見つめる想像力を大切にして、心や魂のような柔らかいものを守るために、知性や情報を活かしていこうとすると良いでしょう。

11日には、愛と喜びを司る金星と改革やサプライズを司る天王星が重なることで、「思わぬ喜びごと」がありそうです。

魚座の星模様

言語化のススメ

太陽は、「家庭や家族」「自室や居場所」などを意味する場所を運行しています。

太陽が運行している双子座と魚座は、同じ柔軟宮であり、ぶつかりながら強く影響をし合う関係にあります。家族や仲間のことを理解するには良いタイミングです。

水のエレメントである魚座は、あらゆるものに対して大らかで、明確に意味づけをしたりしない傾向にありますが、今週はあえて言葉にすることで、より良い繋がりを育むことができそうです。

自分だけが知っている、自分だけの真実を共有することで、平和な空気がさらに広がるイメージです。

冥王星+海王星+水星の配置の影響で、年上の人の応援を受けて自分が本当にやりたいことができるようになるイメージです。迎合や誤魔化しをせず、自分の魂に正直でいることをおすすめします。

11日の金星と天王星の重なる配置は「身近な場所での学習」や「気軽な交流」「ワークショップ」などを意味する場所にあり、一日講座やワークショップに参加してみると思ったより楽しめそう。

また、街角で友人に会ってびっくりするようなこともあるかもしれません。

左から齋藤精一、服部滋樹。柴田文江、倉本 仁

未完成なものから可能性を見出す。大阪・関西万博から生まれる“共創”のデザイン

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