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5月30日〜6月5日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23~12/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

今週30日には双子座エリアで新月が起こります。

新月は、年に12回ある「新しいスタート」「仕切り直し」「リセット」のチャンスです。

各星座ごとに新月のテーマが変わりますが、今回共通するテーマは「呪いを解く」になります。

宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の双子座満月のときにその宣誓が現実になっているという“願掛け(アファメーション)”(おまじない)があります。

小さな日常の中で「これは当たり前」と思っていた価値観を見直すタイミング。現実の厳しさを見据えながら、不可能を可能にするためにチャレンジすること。

特に「働き方」「雇用関係」「他者をケアする場面」などにおいて、常態的な犠牲をなくしていくには良いきっかけにできそうな新月。今までの環境や、それに付随する価値観から解放されるチャンスにできそう。

注意深く、知性と直観の両方をバランス良く持ちつつ、自分自身の細微な反応を大切にしましょう。「これで本当にいいのか?」と、本心に問いかけること。

迎合や嘘、誤魔化しを避けること。それによって、自分の生き方の純化が進み、方向性が違う存在とは離別していきます。

この新月には牡羊座エリアを運行する火星(意欲・勇気)と木星(成長・拡大)がゆるくリンクし、このタイミングでは価値観の転換をアグレッシブに応援してくれそう。

今までうすうす分かっていたことが明確になり、「ああそうなのか、じゃあ、こうしよう」という決断の後押しが得られるでしょう。

3日には、情報やコミュニケーションを司る水星が逆行から順行に戻ります。

取りこぼしていたものを拾い上げ、再確認し、それから前に進んでいきます。水星逆行が始まった5月10日よりも見通しが良くなっているでしょう。

また、水星と冥王星が調和的に繋がります。冥王星は社会の事柄とリンクする天体と言われ、運命や世相を映し出すような存在です(小さな人間が抗うことのできない、大きな運命=冥王星)。

現実(今)を踏まえてどんな未来がくるのかを直観する力が、水星(知性)に注がれます。

射手座の星模様

本気で相手と向き合うならば

新月は、「パートナーシップを結ぶ」「公式な契約を交わす」ような場所で起こります。

新月が起こる双子座と、射手座は同じ柔軟宮で、強く影響をし合う関係にあります。

近しい他者との関わりを通じて自己を再発見し、どのようなパートナーシップを得ていきたいのか、問い直すタイミングになりそう。

射手座の人は大らかな性質を持ち、細かいことはあまり気にしませんが、この新月では、直観的で大胆でありつつも、違和感や心地悪さにもきちんと目を向けて丁寧に観察することが大切です。

火星と木星が「創造性」や「恋愛」や「楽しいアクティビティ全般」といった、遊びや喜びを意味する場所を運行します。

その影響も相まって、心の底から自分が「楽しい」と思えることが何であるのかを模索するようなことにもなるかもしれません。

3日に順行に戻った水星と冥王星が、調和的に繋がります。冥王星は、「自分の資質を活かした豊かさ」などの意味がある場所を運行しています。

この配置により、どのように立ち振る舞い、他者に対応していくのが自分にとっても相手にとっても良いものになるのかがよくわかり、しっかりと対応していくことができそうです。

新月アファメーションは、「良いパートナーシップ」「良好な他者との関わり」について天に宣誓すると良いでしょう。例えば、「リラックスできる伴侶を得ました」「本音で対話できる人に出会えました」などです。

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