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5月30日〜6月5日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22~7/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

今週30日には双子座エリアで新月が起こります。

新月は、年に12回ある「新しいスタート」「仕切り直し」「リセット」のチャンスです。

各星座ごとに新月のテーマが変わりますが、今回共通するテーマは「呪いを解く」になります。

宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の双子座満月のときにその宣誓が現実になっているという“願掛け(アファメーション)”(おまじない)があります。

小さな日常の中で「これは当たり前」と思っていた価値観を見直すタイミング。現実の厳しさを見据えながら、不可能を可能にするためにチャレンジすること。

特に「働き方」「雇用関係」「他者をケアする場面」などにおいて、常態的な犠牲をなくしていくには良いきっかけにできそうな新月。今までの環境や、それに付随する価値観から解放されるチャンスにできそう。

注意深く、知性と直観の両方をバランス良く持ちつつ、自分自身の細微な反応を大切にしましょう。「これで本当にいいのか?」と、本心に問いかけること。

迎合や嘘、誤魔化しを避けること。それによって、自分の生き方の純化が進み、方向性が違う存在とは離別していきます。

この新月には牡羊座エリアを運行する火星(意欲・勇気)と木星(成長・拡大)がゆるくリンクし、このタイミングでは価値観の転換をアグレッシブに応援してくれそう。

今までうすうす分かっていたことが明確になり、「ああそうなのか、じゃあ、こうしよう」という決断の後押しが得られるでしょう。

3日には、情報やコミュニケーションを司る水星が逆行から順行に戻ります。

取りこぼしていたものを拾い上げ、再確認し、それから前に進んでいきます。水星逆行が始まった5月10日よりも見通しが良くなっているでしょう。

また、水星と冥王星が調和的に繋がります。冥王星は社会の事柄とリンクする天体と言われ、運命や世相を映し出すような存在です(小さな人間が抗うことのできない、大きな運命=冥王星)。

現実(今)を踏まえてどんな未来がくるのかを直観する力が、水星(知性)に注がれます。

蟹座の星模様

理想の仲間

先週に引き続き、「キャリア」や「公的な場面」「社会参画」を意味する場所に火星と木星が巡る影響が強く、仕事に追われるような状況かもしれません。

スタミナのつく食べ物を食べたり、休憩もしっかりと意識して取ると良いでしょう。

水星が3日に順行となり、そこに「パートナーシップを結ぶ」「公式な契約を交わす」ような場所を運行する冥王星が調和的に繋がることで、“渡りに船”のような出会いがあり、助けられるかもしれません。契約に関する交渉が進むようなイメージがあります。

新月は「無意識」や「人には見せない秘密」「バックヤード」を意味する場所で起こります。

蟹座にとっては「どこに所属するか」「誰を仲間とするか」ということが人生の主軸テーマになりますが、この新月では、今所属している共同体(友人グループ・家族・地域コミュニティ・会社の部署など)への違和感を洗い出し、不当な働き方、搾取に気がついて、関わり方を改めようと、心の奥で決意するタイミングになるかもしれません。

もしくは、自分の心の眼鏡が曇っていて、周囲に感謝が足りていないと気がつくタイミングにできるかも。

聡明さやたくましさ、謙虚さがあるとよい場面です。

自分に嘘をついたり、周囲に迎合したりせずに、自分が本当に求める共同体の理想像をイメージしてみましょう。

新月アファメーションは、「無意識の見直し作業」「デッドストックの処分や整理」について天に宣誓すると良いでしょう。例えば、「精神の力みが取れました」「必要なものだけ残して断捨離しました」などです。

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