今週の空模様
23日は、先週から逆行していた水星が双子座エリアから牡牛座エリアに移動します。作戦を立てるために必要な実際の状況の確認をするような場面。
25日は、情熱や意欲を司る火星が、ホームグラウンドである牡羊座エリアに入ります。
天体にはそれぞれ、「自分の家」とも言える居心地の良いサイン（星座）があり、そこに入ることで、その天体らしさがスムーズに発揮されます。
火星は赤く燃えているように見える天体です。ギリシア神話ではアレス（ローマ神話ではマルス）という戦いの神と紐づけられ、勇猛さや火花散る戦いも司っています。
火星が本領発揮できる牡羊座エリア（火のエレメント）を運行することによって、世界に「戦う力」がプラスされます。
29日には、先に牡羊座エリアを運行していた、成長拡大を司る木星とも重なり、“大きな火”が立ち昇るようなイメージになります。
「火」に関する神話といえば、プロメテウスの物語があります。ゼウスに火を取り上げられた人類を哀れんだプロメテウスが、ゼウスの許可なく人類に火を与えます。その火をもとに人類は文明や技術などをつくっていきます。しかしゼウスの予言通りに、その火を持つことで戦争を始めるようになったのです。
今週の天体配置が私たちに投げかけるメッセージは「この勢いのある“大きな火”をどのように使うのか」ということかもしれません。
28日には、愛と美を司る金星がホームグラウンドである牡牛座に入ります。今週は月の運行も合わせて4天体、月（心と体）、逆行中の水星（知性やコミュニケーション）、金星（愛と美）、天王星（改革や刷新）が牡牛座エリアを巡り、牡牛座の象意である「肉体性」「物質性」で対応する場面が強調されます。
天秤座の星模様
押しの一手
今週は牡羊座エリアに火星と木星が運行します。天秤座にとってここは、（自己に対向する）他者の現れる場であり、「パートナーシップを結ぶ」「公式な契約を交わす」ような場所です。
グイグイと押しの強い相手が目の前に現れる、もしくは、自分が相手に積極的に近づきたい、と情熱が燃えるかもしれません。
太陽が運行するエリアは「遠方への旅」「大学」「体系的な叡智」を意味する場所です。専門知識を習得するために留学したり、修業したりすることがイメージされます。
水瓶座エリアを運行している土星（継続・責任・試練）の影響も相まって、真剣に時間をかけて、自分を鍛えることを計画するのも良さそうです。
「深い縁（しがらみ）」や「繋がりの中での変容」「継承（先祖代々）」を意味する場所に4天体（月、逆行中の水星、金星、天王星）が運行します。
水星が強い運命を司る冥王星とリンクして、たとえば、冠婚葬祭などの案内があるような雰囲気です。もしかすると、独身の人には「いい人いるんだけど？」と連絡があるかもしれません。
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