今週の空模様
11日には「成長や拡大」を司る木星がホームグラウンドである魚座から離れ、牡羊座エリアを運行し始めます。
満月は、あえて何も持たずに辺境の地で野営をするようなイメージです。自然の力を活かす知恵をもって、 状況に合った工夫をし、強い適応力を発揮することがテーマとなります。
この満月には、山羊座エリアを運行する冥王星(強い運命)と調和的に繋がり、水瓶座エリアを運行する土星(試練と責任)とぶつかり合う関係が生じます。時代を乗り越えていくために、人類としてどうあるべきかを考えることが課題となってくるタイミング。厳しい状況の中でも生き抜く知恵が役に立ちそうです。
実は、この満月では皆既月食もあります。古代の人々にとって月食は「凶」の出来事。現代でもネガティブな事象の兆しとして言い伝えられています。ただし、その影響は観察できる地域のみでもあると言われており、今回は日本では観測できないので心配することはないでしょう。
18日は、火星(意欲や勇気/侵略や火種)と、海王星(夢や融解性)が魚座エリアで重なります。思い込みが激しくなったりするかもしれません。感染症全般にさらに気をつけたい時期でもあります。
21日には太陽が双子座エリアを運行し始めます。双子座は「男性サイン、柔軟宮、風のエレメント」に分類され、守護星(支配星)は知性やコミュニケーションを司る水星です。
イメージキーワードは、思考と言語感覚、情報、フットワークの軽さ、神出鬼没、好奇心、若々しさ、飽きっぽさ、ユーモア。日常的なことで言えば、自転車でいける距離の移動、手紙、雑誌などがあります。
水星はギリシア神話のヘルメスという神と繋がっています。ヘルメスは、伝達、商売、嘘の神です。 世の中に爽やかな風が吹き抜けるとともに、さならる“情報戦”が展開しそうな雰囲気が始まります。
この水星は、先週に引き続き逆行をすすめ、23日に双子座エリアから牡牛座エリアに入ります。“本腰を入れて情報を再確認する”ようなことが必要になるかもしれません。
蠍座の星模様
エンパシーという愛
16日の満月の瞬間、太陽(この時期のメインテーマ)は牡牛座にあり、月(個人的/集団的な心)は蠍座、 土星(試練や責任)は水瓶座にあります。
この配置は、緊張感や痛みを伴うような関係性となり、転換や変化を促す力となります。自分の居場所や家族に関する場面において、誠意が問われるような出来事があるかもしれません。
いざというときには、当事者意識をもって、状況を乗り越えていくしなやかさがあれば怖いことはありません。
先週に引き続き「奉仕的労働」や「自己ケア」を意味する場所を運行している、金星(愛と美)と木星(成長拡大)の影響もあり、慈愛をもって人を利することが、自分にとってもプラスになることを学ぶタイミングにできそうです。
火星と海王星が魚座エリアで重なる影響で、自己主張をしたくなるかもしれません。ただ、被害者意識が前に出すぎてしまいそうな懸念があります。他者の立場になって、相手の気持ちを思いやることで冷静になりましょう。
太陽が「深い縁(しがらみ)」や「繋がりの中での変容」「継承(先祖代々)」を意味する場所を運行します。
水星が双子座エリアから牡牛座エリアに戻る影響も相まって、血縁や深い縁の人との再会がありそうです(実家から呼び出しがあるかもしれません)。
Maison Margiela「shared wardrobe」