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4月4日〜4月10日 双子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の双子座(5/21~6/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「自然の崇高さや、人間性の尊厳と創造性の愚かで謙虚な基盤を思い出させる声に耳を傾けることが求められている」
――トマス・ムーア『ヨブ記』序文より

今週の天体配置の特徴として、まるで「3組のデュエット」が銘々のステージで歌っているような雰囲気があります。

まず「牡羊座エリアにいる太陽と水星」、次に「水瓶座エリアにいる土星と火星」、それから「魚座エリアにいる木星と海王星」です。

牡羊座エリアを運行する太陽(シーズンのメインテーマを表す)と水星(知性や思考)の重なり合う響きは、理想を現実にするために肉体性を伴う直観力で葛藤を乗り越え、粘り強く新しい物語を探求していく力となります。

水瓶座エリアでは土星(試練と責任)と火星(意欲や切り開く力)が重なって運行し、慢性的な問題にメスを入れるような強い力を呼び起こします。論理的に可能で現実的なところから手をつけることになるでしょう。

魚座エリアの木星(成長や拡大)と海王星(夢やスピリチュアル)は、先週に引き続き重なり合い、スピリチュアルな力で、世界中の人々とサステイナブルな夢を共有し、溶け合っていく歌を奏でているイメージです。

また、6日には金星(愛と豊かさ)が魚座エリアを運行し始めます。

占星術では、基本10天体とそれぞれの天体が運行するサイン(星座)とは、組み合わせにより特徴的な関係になることがあります。

そのひとつに「高揚」という関係性があり、ある天体があるサイン(星座)を運行すると、その天体の働きが強まるのです。

そして、金星にとっては魚座が「高揚」のサイン(星座)。今週金星は魚座に入ることで活力を増し、人々を陶酔させたり、(過剰に)きらきらと美しい夢を振りまきながら力を広げていきます。

美しい物語に癒やされる半面、プロパガンダされることもあるかもしれません。現実と理想とが錯綜する中で、「今現在を見つつ、理想や未来について、それぞれの感性で考えていく」1週間になりそうです。

双子座の星模様

集中して、形に

牡羊座エリアを運行する太陽と水星は重なり、「人脈運」や「抜擢運」を意味する場所を運行します。

先週に引き続き、豊かな人脈の広がりや、新しい出会いがありそうです。言語感覚に優れる双子座の人が心から対話を楽しめる、聡明で自分の意見をはっきり口に出す人と出会えるかもしれません。

意欲的な未来へのプランなどで意気投合するイメージです。

水瓶座エリアにいる土星と火星が重なりつつ、「宗教や哲学」「高い精神性や専門的な学び」を意味する場所を運行し、さながら試験前の追い込み期間のようなタイミング。

論文をまとめたり、集中的に何かを学ぶことができそうです。双子座の要素として「注意力散漫」や「飽きっぽさ」という傾向がありますが、この週の土星の持つ継続させる力を自分の内側に入れ、火星の勇気や意欲、煩悩を焼き払う力をイメージし、粘り強く頑張りましょう。

魚座エリアの木星と海王星が重なり合い、金星も同じ「社会貢献」や「キャリア」を意味する場所を運行していきます。

魚座は双子座と同じ柔軟宮のため、このエリアの天体運行は双子座の人にとって影響力が大きくなります。金星が魚座を運行することにより、「自分の身の丈以上の評価を得る」ことになるかもしれません。

思い切り背伸びをした部分が実力以上に評価されてしまったならば、その評価に後から追いつくように頑張るのも良いでしょう。

〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉を着て画家・友沢こたおが新しい表現を模索する日々

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