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3月21日〜3月27日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23~12/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

西洋占星術において、シーズンは「春分」「夏至」「秋分」「冬至」のタイミングで4つに区切られます。

3月21日の「春分」は太陽が牡羊座エリアに入る瞬間でもあり、1年を4つに分けたうちの1つめのタームつまり「第1四半期」の始まりです。占星術の世界では、この日から“新年”となります。

魂のグランドサイクル(誕生→成長→死後の世界→再び誕生)で言えば、誕生の瞬間となります。

春分から始まる牡羊座の持つエッセンスは「魂の海、死後の世界(魚座)から地上に爆誕した、生命の純粋な力」であり、命の炎で「火のエレメント」に属します。

牡羊座エリアに入った太陽は活力を得て、パワフルさを増します。

そして牡牛座エリアを運行する、改革を司る天王星と太陽が緊密な関係を結ぶことによって、「今までに全くなかった新しい方法をもって交渉をしていこう」「良い未来にするための方法をアピールをしていこう」と、世界がざわざわと、声を大きくしながら対話を繰り広げていくようなイメージです。

太陽は、破壊と再生を司る冥王星を牽制しつつも、微妙な距離感で関わっています。

そして、混沌化や境界線の溶解を司る海王星や、知性やコミュニケーションを司る水星、成長と拡大を司る木星が魚座エリアに運行することにより、市井の人々が発する声も専門家の活動も、全てが至る所で渦巻き、カオス的な状況となりそうです。

天の高い位置は「公共の場」であり「社会的に目立つ場所」という意味を持っています。今週はそこに個人や心、日常生活を表す天体の月が運行し、冥王星と厳しい角度(凶角)で繋がります。

個人VS社会情勢という図式でもあり、多くの人が心理的なストレスを感じるかもしれません。

これまで、社会的に良いことや理想を掲げていたとしても、それは机上の空論で、現実を変える力には繋がっていなかったという事実に気づくかもしれません。

そのショックを受け、そこから(外向きにも内向きにも)批判的な精神をもってして、個々の価値観や社会の在り方を正していくタイミングとなりそうです。

これらの星の配置は世界規模の「調和の在り方の再構築」「秩序の見直し」の予兆かもしれません。

射手座の星模様

遊んで緩んで

太陽が牡羊座を運行することで、今年の1月後半以降で初めて、月以外の9天体が運行するサイン(星座)のなかに「火のエレメント」のエッセンスが加わってきます。

射手座の人にとっては、たとえるならば、蒸気機関車の動力のための窯(火室)にようやく火が入ったかのようなイメージです。

どこへ行こう、どこまで行こう?と旅行や遊びに行きたくなってソワソワし始めるかもしれません。

今週から太陽が運行するエリアは、射手座にとって、創造性や恋愛やコンサートイベントなど、遊びや喜びを意味する場所でもあります。
やらなくてはいけないことがあったとしても、自分を鼓舞するためには、どこかに出かける予定を立てるのも大切です。

身近な場所での学習や、気軽な交流、ワークショップなどを意味する場所、遊びや喜びを意味する場所に、愛と喜びの天体である金星と、意欲やバイタリティを司る火星、責任と現実性を意味する土星が運行をします。

遠くまで出かけることができないとしても、近隣で楽しいイベントがあるかもしれません。情報を集めてみましょう。

家庭や自室、自分の居場所などを意味する場所に、知性やコミュニケーションを司る水星、成長や拡大を司る木星、夢や境界線を溶かす力を司る海王星が運行する影響により、自宅で楽しいことを想像することや、ふんわりとしたリラックスした時間を過ごすのも良さそうです。出かけるのも、家でゆっくりするのもどちらもOKな週です。

白石和彌

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