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3月14日〜3月20日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22~7/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

《三月が残酷だとは聞いてない 窓の向かうに梅枝(ばいし)は揺れて》
――資延英樹

今週はパワフルな満月があります。今回の満月では、時代が大きく変わっていく様子を目の当たりにすることもあるかもしれません。

今週の満月のテーマは「噓やごまかしをよしとせずに、望むものに命がけで飛び込む、捨て身の意志による現状打破」であり、世の中に“次の時代”の新鮮なメッセージを伝える予言(見)者的な存在が現れるかもしれません。

この満月には冥王星が吉角で繋がります。冥王星が他の天体に120度という吉角で関わる場合、「根源的なところからの修復」や「作り直し新しくする」再生力が与えられます。

否応なく世界が大きく変わっていく、ターニングポイントになるかもしれません。

冥王星は、天王星、海王星とともに「トランスサタニアン」と呼ばれる天体です。

これらの天体は時代思潮を表し、個人の範疇に収まらない巨大で運命的な力を引き連れています。社会全体や世代的な出来事にも大きく関与し影響を与えると言われ、破壊と再生を司る冥王星は、3天体の中でもひときわ強大な力を持っています。

さらに、今週冥王星が運行している山羊座エリアは「社会構造」や「父権的な制度」などのパワーを持ち、社会の出来事とリンクしていきます。

そんな冥王星の影響は、月という個人の柔らかな心を表す天体と関わることで、変化を望む人にはよきものとなり、変化を望まない人には自分の居場所を壊されてしまうような衝撃として表れるかもしれません。

また、今週太陽は魚座エリアの運行を終えようとしています。週明け21日の牡羊座太陽の運行が「誕生の産声」であるとすると、今週は、誕生直前の緊張感と、新しい命への期待に満ちた静かな喜びに満ちているタームになります。

蟹座の星模様

誰と学ぶかにこだわる

満月は、身近な場所での学習や、気軽な交流、ワークショップなどを意味する場所で起こります。

昨年9月頃からコツコツと学んできたことがあれば、その分野に関するコミュニケーションが活発化し、良い友達ができそうな雰囲気です。難易度の高い学習も、蟹座の人は、誰か仲間がいる方が俄然やる気が出る性質があります。

蟹座には「養育する」というキーワードがあり、気が付くと誰かの世話をしていたり、面倒を見ることになったりする傾向があります。

その性質があることにより、同じチームにどんな人がいるのかによって、集中力や自分の時間の使い方が大きく変わってしまうのです。

今回の満月で、自分がどんな人たちと友人でいたいのか、コミュニケーションを取りたいのか、その点をテーマとし、明確にすることで、自分らしさを損なわずにいられる時間が増えていきそうです。

無理なく連帯が持てるような関係性や、遠慮せずに思ったことを伝えられるようなチームの姿が見えてくる様子です。

すでにあるチームがより良くなる、もしくは、新しくひとりひとりの個性が尊重されるために、前向きなお別れを選択するタイミングかもしれません。

どちらにせよ、嘘偽りなく、自分の望むものに思い切り飛び込んで現状が打開される様子です。

先週に引き続き、太陽・水星・木星・海王星の4天体が宗教や哲学、高い精神性や専門的な学びを意味する場所を運行します。

海外の動向を鑑み、個としてではなく、集団としての我々がどのようにこれからの社会を感じ、世界的な愛とは何かを学んでいく絶好のタイミングです。

音楽家・荒谷翔大

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