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2月14日〜2月20日 獅子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の獅子座(7/23~8/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

今週は19日に太陽の運行は水瓶座から魚座に移ります。

占星術において太陽とは、世界においては「生命の源泉」であり、個人においては「人生を創造する力」「生命力」「自分の内側から湧いてくる意欲」とされています。

太陽が1年の周期で12の星座を一巡りし、約1ヶ月ごと、星座から星座へ移動するたびに世界に広がるムードやテーマが切り替わっていきます。

牡羊座からスタートする12星座のうち、12番目の魚座のキーワードは「目に見えないものの世界」「自我の溶解」「境界線を溶かす」「魂のレベルでの回復」などがあります。これらの性質が含まれている地上のものとして、お酒や芸術、芸能などが挙げられます。

そして、魚座のあとに控えた「1番目の牡羊座」で、また純粋な命の炎として地上に生まれ落ちるための、魂の禊期間とも言えます。

今週2月19日から約一ヶ月間、これらのテーマが浮上してくるのです。

さらに魚座エリアには魚座の守護星(支配星)の木星(成長や拡大を司る)と海王星(融解性やスピリチュアリティを司る)が運行しています。木星も海王星も魚座をホームグラウンドとする天体です。ホームグラウンドにいる天体はその性質を伸びやかに発揮すると考えられています。

魚座的なとろける要素×海王星的なとろける力× 木星の拡大力によって、とてもメルティさが強調されることになります。

この3天体が揃うのは、およそ150年〜165年に一回でもあり、貴重な配置です。

知性やコミュニケーションを司る水星が水瓶座を再び運行し、問題に対し具体的にどのような作戦を立てたらいいのか、良いアイデアがひらめきそうです。

17日は獅子座エリアで満月が起こります。

昨年8月の獅子座新月のテーマ「非日常を日常として受け入れて行く」が熟成し、今週の満月では、そうして生まれた「日常」で「日々の細やかな事柄に注目し、辛さの中にも気楽やさ喜びを見つけて行く」ということがテーマになってくるかもしれません。

獅子座の星模様

言葉にしなきゃ

今週はパートナーシップを意味する場所に慎重さや責任を司る土星が運行し、15日に知性やコミュニケーションを司る水星も同じ場所に入ってくると他者に対して「誠意をもって言葉を尽くす」ことが求められそうです。

ビジネスシーンであれば、リスクや弱点を包み隠さずに伝えた上でプレゼンテーションすることであったり、結婚や恋愛の場面であれば、相手に対して実際に何ができて、何ができないのかを伝えることが「誠意」となります。言葉にすることを大切に。

17日の獅子座エリアでの満月は、どれだけ今の自分を受け入れているかの確認作業です。

去年の8月から今までで、足場や環境が大きく変わった人も多いのではないでしょうか。

獅子座の性質として、変化を好まない要素もあります。そのため、変化せざるを得なかったこの半年間は、ストレスフルだったかもしれません。

例えば、流れるプールがあって、流されずにその場で立っていることと、流れにのって泳ぐことでは、心地よさや疲労度合いが大きく違ってきます。踏ん張れば踏ん張るほどに、しんどい状況だったのかも。

この満月では、変わることを許し、変われた自分に安堵して、自分で自分を褒めてあげられれば肩の力がほどよく抜けていくと思います。

太陽が、深いしがらみや動かしようのない人間関係を意味する場所に入ります。

どんな距離感と方法で人を受け入れていけるのかを確認し、今までの自分基準を壊し、そして新しく大きな枠組みを作ることになりそうです。

慈愛的なまなざしをもって、誰かを受容していく喜びを学ぶタイミングです。

太陽が今の場所にいる今週以降の一ヶ月間で、人生観が大きく変わるかもしれません。

俳優の晃平

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