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2月7日〜2月13日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の乙女座(8/23~9/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

今週は、静かで、受動的な雰囲気でありつつ、たくましさも含んでいます。

植物の根は見えなくとも大地にしっかりと伸びていき、新芽が硬い表皮の内側で準備を始めている姿に似ています。

10天体が順行し物事がスムーズに進むタイミング。堅実さや手応えをそれぞれの星座が感じる週になりそうです。

7日の朝に牡羊座から牡牛座に月が移ります。今週、それ以降はどの天体も「火のエレメント」を通過しない星回りとなってきます。

今週から3月終わり頃までの空模様は、日々の月の運行を除いて、「火のエレメント」が不在であることが特徴となっています。

占星術の概念として、12の星座(サイン)には4つの「エレメント」というグループがあります。

「火のエレメント」(牡羊座・獅子座・射手座)は情熱や意欲、自立性、分離する力やアグレッシブさという動的な性質を持っています。

「地のエレメント」(牡牛座・乙女座・山羊座)は現実性や堅実性、地上の出来事のルールや常識を重んじる性質があるとされ、物事を整えたり管理する力となります。

「水のエレメント」(蟹座・蠍座・魚座)は感情や情動、共感性や情緒を持って他者と繋がっていこうとする性質。

「風(大気)のエレメント」(双子座・天秤座・水瓶座)は知性や論理、思考や言語によってコミュニケーションを図る性質。

「火のエレメント」の不在期間は、メラメラと燃えるような熱意に煽られるような能動性よりも、じっくりと静かで受動的で、着実なイメージです。

天体の運行におけるイベントは、それぞれの星座から見てどんな意味を持つ場所(ハウスと呼びます)で起きるかによって、各星座での影響も変わります。

乙女座の星模様

よく遊び、よく働こう

クリエイティブさを表すハウスに、意欲とバイタリティを司る火星と、愛と喜びを司る金星が滞在します。

今週から3月頭までは「自分のやりたいことを思い切ってやる」ことをテーマにするとgoodです。

乙女座の性質として、周囲に気を使ったり、状況に合わせて調整役として働くことが多いかもしれませんが、「自分は自分」と、境界線をしっかりと持ち、楽しいことを素直にやっていきましょう。

遊びと喜びの時間が増えると、仕事や生活の中にある義務にも楽しく対応できそうです。

事務的な作業全般や他者奉仕のハウスには太陽と責任と誠実さを司る土星がいます。ルーティンワークに対する適応力や耐久力が高まります。また、年長者のアドバイスなどにより、助けられるかも。やるべきことはしっかりと取り組みましょう。

パートナーシップのハウスに成長や拡大を司る木星が運行し、乙女座に大きな愛のテーマをもたらしてくれそうです。

理屈だけでは、他者と真摯に向かい合うことや、相互理解は難しいものです。けれど今週は、論理やルールを超越した魂を感じる経験をするかもしれません。

月の運行の影響により、自分のことよりも外的要因に気持ちが向かいそうです。時々、意識して自分の事柄にも関心を持ちましょう。

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