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2月7日〜2月13日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22~7/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

今週は、静かで、受動的な雰囲気でありつつ、たくましさも含んでいます。

植物の根は見えなくとも大地にしっかりと伸びていき、新芽が硬い表皮の内側で準備を始めている姿に似ています。

10天体が順行し物事がスムーズに進むタイミング。堅実さや手応えをそれぞれの星座が感じる週になりそうです。

7日の朝に牡羊座から牡牛座に月が移ります。今週、それ以降はどの天体も「火のエレメント」を通過しない星回りとなってきます。

今週から3月終わり頃までの空模様は、日々の月の運行を除いて、「火のエレメント」が不在であることが特徴となっています。

占星術の概念として、12の星座(サイン)には4つの「エレメント」というグループがあります。

「火のエレメント」(牡羊座・獅子座・射手座)は情熱や意欲、自立性、分離する力やアグレッシブさという動的な性質を持っています。

「地のエレメント」(牡牛座・乙女座・山羊座)は現実性や堅実性、地上の出来事のルールや常識を重んじる性質があるとされ、物事を整えたり管理する力となります。

「水のエレメント」(蟹座・蠍座・魚座)は感情や情動、共感性や情緒を持って他者と繋がっていこうとする性質。

「風(大気)のエレメント」(双子座・天秤座・水瓶座)は知性や論理、思考や言語によってコミュニケーションを図る性質。

「火のエレメント」の不在期間は、メラメラと燃えるような熱意に煽られるような能動性よりも、じっくりと静かで受動的で、着実なイメージです。

天体の運行におけるイベントは、それぞれの星座から見てどんな意味を持つ場所(ハウスと呼びます)で起きるかによって、各星座での影響も変わります。

蟹座の星模様

愛の真剣勝負!

知性と伝達を司る水星が順行となって、運の強さを司る冥王星と重なります。

このタイミングで、ここ数カ月の総まとめが出てきそうです。

また、舞台や試合の本番が始まるような空気のもと、「誰かと真剣に向かい合い、交渉をする」ということもテーマとして強く浮かんできそうです。

愛と喜びや女性性を司る金星と、何かを勝ち取るパワーや男性性を司る火星がパートナーシップのハウスで重なっていくことで、「愛の真剣勝負」という光景に見えます。

ちょっとした緊張状態がありそうですが、仲介者の存在によって、自分では思いつかないような落としどころが見つかるかもしれません。

仕事の場面であれば、エージェントの働きによって良い契約ができそうな雰囲気です。

感情や本音を司り、蟹座の守護星(支配星)でもある月は12日から14日夜にかけて蟹座を運行します。

月が成長と拡大を司る木星と調和的角度をつくると、自分の気持ちが、何か大きなものに守られ、柔らかく大きく広がっていく感覚が生まれるかもしれません。

さらに改革やひらめきを司る天王星と月が繋がると、新しい提案や意見、価値観を受け入れ、多くのものを得られるチャンスに遭遇するかもしれません。

今週は、自分のやり方や心にとらわれすぎずに、他者の意見を柔軟に取り入れていくことが吉となります。

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